THE INSECT HUNTER
2016
0428-0502
沖縄

THE INSECT HUNTER 2016


うちなーで、からじくぇーる。
(訳:沖縄本島で、カミキリする。)
  







みなさま、たいへんご無沙汰しております。

びおすけです・・・。








SNSでは、たまに活動報告していましたが、「本家」では久々の更新となりました。

事情AとかBとかCとかDにより、虫屋としての活動がしにくかったのですが、

やっと人並みに再開することができました。

しかし、世間ではすでにゴールデンウィークに突入する季節になっていたのでした。


長かったです・・・・。



さて、なぜ久々に採集記を書く気になったかというと、久々に採集に行ったから・・・

という、そのまんまの理由なんですが、いつもと違って今回は

ちょいとそこいらの近所に行ってお茶をにごしたってわけではありませんよ。




びおすけ初の 「沖縄遠征」  をしてきたのです。

 


沖縄といえば、カミキリ屋さんなら誰でも知ってるアノ新記載ネキの存在が

スポットを浴びているわけですが、びおすけも当然ながら興味は大ありで、

自分に採れる気はしないけれど、ぜひその場の空気は味わってみたい!

と思っていたところ、いつもの るどるふさんから

「緊急事態Aにより途中断念せざるを得なかった昨年のリベンジを果たしに行く!!」

というお話しをいただきましたので、それにいつものように乗っかってみました(笑



SNSではすでに報告させていただいております通り、結果から言うと

ネキは自分には採れなかったのですが、それにも増して初めての沖縄採集

を楽しむことができ、念願のオキネキポイントにも立つことができ、

虫屋のみなさんとの出会いや興味深いお話を伺うことができ、

たいへん得るモノの多い遠征となったのでした。



さて、われらの行く先には、どんな出来事が待ち受けていたのか!?


久々の採集記・・・・


スタートです・・・





一日目




    
事前の週間天気予報ではあまり良い天気と言える

状況ではなかったが、現地の天気は日が近づくたび

に回復の兆しを見せていた。


しかし、気温が低い日が続くようでそれが唯一気に

なる要素ではあった。


出発当日、るどるふ氏と予定通り待ち合わせ場所で

合流し、飛行機に乗り込み、いざ沖縄へ。




   
びおすけは沖縄へは仕事絡みでは何度も行ったこと

があるものの、なんと採集で行くのは初めて!

沖縄採集超ド初心者である!


今まで沖縄で採集したのは街はずれで捕まえた

オキナワハンミョウのみ、という超ド初心者である

から、沖縄で採る特産カミキリは全て初採集!


沖縄の経験豊かな るどるふ氏には無い、初心者

特有のウキウキ感とドキドキ感と、ほんの少しの

不安を抱いて、びおすけは沖縄へ飛ぶのであった。


東京から沖縄までの所要時間はおよそ3時間。

機内のアナウンスによると現地の天気はまあまあ

のようだ。




  
沖縄の海が見えてきた・・・。美ら海だぁ〜!!


いよいよだ・・・。


めんそ〜れ!沖縄!!




  
島の空港とはいえ、那覇空港はとても大きい。

なぜか、レンタカー屋さんは空港から車で15分も

行った場所にあり、レンタカーに乗り込むまでに少し

時間がかかってしまった。

しかし、あとわずかでオキネキポイントを見ることが

できるのだ!


るどるふ氏の運転で颯爽と現地へ向かう。

でも、吹く風が涼しいのが気になるな〜・・・。




   
沖縄と言えば、一般的には「海」のイメージが強いと

思うが、われら虫屋は海に目もくれず、山へ山へ!

と進むのだ。


なぜ、山へ行くのか?

そこに山があるから?ではない!


そこに虫がいるからだ!!




 
けっこう走って・・・

ふ〜・・・!

やっと近づいてきたのかな!?



しばらく行くと、どうやらポイント入口と思われる場所

に到着。なぜ、そうとわかるかと言うと、何の変哲も

無い場所に車がたくさん止めてあるから。

何も知らない人が見たら、何かイベントでもあるの

かと思うだろう。 


何となく気後れしながら、それらのスキ間にそっと

車を置かせてもらい、いつの間にやら採集準備を

済ませて佇むるどるふ氏を見て驚きながら、自分も

支度を始めた。



 
   
そして、いつものようにせっかちな るどるふ氏・・・。

「先に行きますからね、道なりに真っすぐ来て下さい」

と言い残すと、ひとりで歩いて行ってしまった!

時間はもうとっくに14時をまわっているので、すでに

ネキが飛ぶピークは終わっているかもしれないし、

そもそも立って待つ場所もないだろう・・・と想定し、

とりあえず、下見のつもりでポイントを目指して歩き

始めた。

すると、るどるふ氏からスマホに連絡が・・・。

「2リットルペットボトルの水を車に忘れたので持って

きてください!」   「ええ!?ふぇ〜!!」 



 
 
聞いた話では、細長い林道に、ネキを狙う人たちが

一定間隔で立って、ネキが自分のいる場所に飛んで

くるのを待つのだという。


脳内で貧困なイメージをふくらませ、横一列に網

を持ったむくつけき男たちが、押し合い圧し合いし

ながらネキが来るのを今か今かと、目をギラつか

せて、はぁはぁ息を吐きながら待っている様子を

想像して、その恐ろしさにガクガクと震えながら、

るどるふ氏の2リットルの水を持って歩き続けた・・・。




すると、林道の奥から人がこちらに向かってくる。

ああ!もう引き上げなんだ・・・。という事は今日は

もうネキは飛ばないということか・・・。


「こんにちは。もう終わりですか?」

「う〜ん、今日はだめだねぇ」


やはりそうか。でも、現場を見ておかないとね。

歩き続けると、顔見知りの方にも何組かお会いした。


「どうもご無沙汰してます!」 

「あ、どうもです!」




 
二十人ちょっとの人とすれ違っただろうか?

やっとポイントらしき場所にたどり着いた。


そこにはまだがんばってネキを待っている人たちが

何人もいて空を見上げていた。


一人一人にご挨拶しながら先へ進むと、ようやく

るどるふ氏の姿を見つけた。


び 「はいよ、水」

る 「あ、どうもすいません」


 

昨日からがんばっている人たちの話を聞くと、昨日は

土砂降りがあったらしい。

この日も気温がまったく上がらず、沖縄とは思えぬ

気温であった。風も強い。やはり気候と虫の活動は

切り離せない関係がある。


帰って行った人たちがそれまで立っていたと思われ

る場所が空いていたので、雰囲気を味わうつもりで

何となく立ってみた・・・。

しかし、ネキはおろか、虫は何一つ飛んでこない

のであった。


         気配を感じながら佇む るどるふ氏 →




   
しばらくその場にいたが、何も飛んで来ない。

虫が飛んで来ないと言ったが、厳密に言うとそうで

はなく、ブヨがけっこういる。


びおすけはいつの間にか左手を噛まれてしまった。

すでに痒くなってきた。



び 「・・・そろそろ、引き揚げますか?」

る 「・・・そうしますか?」






   
晴れて空気が清々しく、これがただのハイキング

であったら、とても気持ちの良い日であったろう。

しかし、ネキを狙うにはもっともっと蒸し暑くなくては

ならぬ!!


び 「まるで、信州かどこかの高原のようだね・・・」

る 「ここ、本当に沖縄ですかね・・・」

び 「ちと早いけど、宿にチェックインしますか」


二人は来た林道を戻り、車に乗った。

そして、数日宿泊する予定の施設に向かった。




   
宿泊棟にチェックインして部屋に案内してもらった。

部屋の入口はヤンバルクイナのサインがお出迎え。


早速、荷物の整理を始めた。




   
夕方になり、ますます気温が下がってきた。

風が強いので体感的にさらに低く感じる。

暑がりのびおすけにとってはとても快適なのだが

寒がりの るどるふ氏にとっては、寒気のする気候

なのだそうだ。


沖縄にいるのにフリースを着ているヒト・・・。



さて、明日の朝食と昼食の買い出しと、夜間採集

をするため、町に降りてみよう。


ふと、考えてみたら、今日はまだ虫をひとつも採って

ないじゃないか。

展足する虫がひとつもない!!がんばらなくては!


しかし、この寒さで夜の虫は出ているだろうか・・・?

      


 
町へ降りるので、少し早めの夕食をお願いした。



一日目のお夕飯。


思っていたよりもボリュームがあり、味も良い。

沖縄の食材をきちんと取り入れている。


宿泊料金はGWということもあり、少々お高いが、

この夕食ならアリかな?と思った。


おいしいので、ついおかわりを・・・?

かめ〜!かめ〜!(食べて!食べて!)



さて、お腹も満たされたので土場に行ってみますか。




   
車を走らせ、期待の土場へ向かった.が、現地に到着

してみると寒いせいかやはり虫が何もいない。

条件がよければいろいろな甲虫が見られれる場所

らしいのだが・・・。普通どうでもいいようなつまらん虫

くらい何かしらいるものだが、全くそれこそ絶望的に

何もいない!

仕方ないのですごすごと退散する・・・。

そしてコンビニに立ち寄り、宿泊地へ戻ることにした。


今日は結局、何も虫を採ってない!

遠征に出てこんな事は初めてだ!!!

この夜、びおすけは泣きながら寝たのであった・・・。

そう・・・大イビキをかきながらね・・・ふふふ・・・。




   
二日目




    
おはようございます・・・。

るどるふ氏は何やらあまり寝付けなかったようだ。

なぜだろう??? 


宿泊棟のベランダからは広大な森を眺望できる。

う〜ん・・・なんだか変な天気だな〜。

気温はますます低く、るどるふ氏は相変わらず

フリースを着て、寒さにガクガクと震えている。


び 「こりゃ、ネキ飛ばないだろうな・・・どうする?」

る 「私はネキ一本なのであの場所で立ちます」


ガクガク震えながら、るどるふ氏は答えた・・・。

いつもそうだが、今回のるどるふ氏は一層気合が

入っている。




    
車で宿泊棟を発ち、るどるふ氏をポイント入口で

降ろすと、びおすけは るどるふ氏の必勝を祈り、

そのまま別の目的地へ向かった。


びおすけにはどうしても行ってみたい場所があった

のだ。


特に何が目的ということもないのだが、ネキポイント

でただ立っているよりかは何かしら虫を見ることが

できるだろう・・・。

付近の林道を探索しながら、目的地へ向かい、昼

には るどるふ氏を迎えに戻ってくる予定だ。



   
走りながら、いわゆる「吹き上げ」となっている場所

を探した。 人気のネキポイントが人でいっぱいと

なったら、別の場所でやってみようという気もあった

のだ。


途中、いくつか良さそうな場所を見つけたが、果たし

てそこにネキが飛んでくるという保証はない。

でも、やってみなくてはその答えは誰にもわからない

だろう・・・。




   
山を下って、人里に近づいてきた。


初めて走る狭い林道は緊張するので、そこを抜けて

こういった場所に来ると、ほっとする・・・。


さて、気を抜かないように先へ進もう・・・。


昨日ブヨに噛まれた左手がだんだん腫れてきた。

う〜ん、困ったな〜。網を振るのに支障が出なけれ

ばよいのだが・・・。




   
30分ほど走って、目的地に近づいた。

目的地とは、この時期に採れる(ちょっと遅いかな)

赤い虫にその名を冠した山である。


名前も変わっているのでどんな山か興味があった

のだ。 近くの展望台で海を眺める。



今日も風が強いな・・・。




     
ふと、足元を見ると妙な生き物を見つけた・・・。


「ギョギョ!! なんじゃこりゃ?」


まるで前後に引っ張って長〜く伸ばしたダンゴムシ

のような変な生き物。しかも太くてデカい!!


後で調べると・・・

ホルストアマビコヤスデ
Riukiaria holstii (Pocock,1895)

というケッタイなヤスデの仲間であった・・・。

しかし、初めて亜熱帯らしい生物を見て、少しうれし

かった・・・。




    
ぼちぼちと歩いてみる・・・。


ホソセスジハムシ

Haplosomoides costatus BALY

何やら大発生中・・・。

一見ルリカミキリに似ていなくもない・・・。


沖縄に来て、初めて甲虫らしい甲虫を見た・・・。

記念に少しGET。




   
林道を歩くも風が強く、虫の姿はほとんど見られ

ない。せいぜい見かけるのは風に吹き飛ばされて

いくチョウくらいのものだ。


先ほどのホソセスジハムシは風の当たらない場所

で大発生していた。



風の当たらない場所を探せば虫がいるかも・・・。




    
道端の草にとまっているそれを見つけて驚喜した!

写真でしか見たことがなかった、あの蛾だ!!

一度実物を見てみたかったんだー!


サツマニシキ 奄美・沖縄本島亜種
Erasmia pulchella fritzei Jordan, 1908


想像していたよりもでかくて綺麗な蛾だな!!

でも、触ると変な液をぶくぶくと出すらしいので、

写真撮影だけにしておいた。

ふぅ〜・・・満足・・・。




   
シワハムシダマシ
Anisostira rugipennis (Lewis, 1896)


ハムシダマシの中でも大きくてごつい感じのする

甲虫らしさを感じさせる虫だ。




ネキポイントの林道よりもはるかに虫が多いのに

気を良くしてさらに探索を続けるが、まあ、雑甲虫

ばかりで、特にコレといったものも採れなかった。




    
ハイイロカミキリモドキ
Eobia cinereipennis cinereipennis
(Motschulsky, 1866) 



赤い前胸が特徴的なカミキリモドキ。

無風で静かな葉の上に、数頭が集まっていた。




   
サメハダキコメツキ
Xanthopethes granulipennis (Miwa, 1929)


スイーピングすると、ハムシやコメツキなどが

ちらほらと見られる。


風が強いので、虫たちは葉陰などにみな隠れて

しまっているのであろう。




      
イシガケチョウ
Cyrestis thyodamas mabella Fruhstorfer, 1898


やはり、このチョウを見ると「南に来た」って感じが

する。 何度見ても惚れ惚れするデザインだ。


イシガケチョウの幼虫も奇天烈な色形をしている

ので、一度実物を見てみたいと思っているのだが、

なかなかチャンスに巡り合えないでいる。




   
さて、さらに奥へ進もうかどうしようか考えていると、

るどるふ氏から連絡がきた。


る 「どのへんにいるんですか?」

び 「そんなに離れた場所じゃないよ。そちらはどう」

る 「あまりよくないですね〜・・・」


そろそろ戻るか・・・。

遅ればせながら、あの林道に立ってみるか・・・。




    
ポイント入口に着いて支度をしていると、ちょうど

別の場所へ移動しようとしていた M川さん、

キャラメルさん、キタさんのトリオとお会いできた。

また明日以降もお会いできるだろうということで、

別の場所へ向かわれるのを見送り、

るどるふ氏が待つポイントへと急いだ。


林道の途中では、路上にオキナワハンミョウ、葉上

にはオキナワミドリカッコウムシなどが見られた。


左:オキナワハンミョウ 
Cicindela chinensis okinawana Nakane,1957

右:オキナワミドリカッコウムシ
Senocallimerus okinawanus Yajima et Nakane, 1969
      




    
途中の水たまりにオキナワシリケンイモリがいた

ので、観察しているとスマホにLINEで連絡がきた。


「お?」  るどるふ氏からである。

「なんだろう?もう帰りたくなったのかな・・・・・?」






LINEを開いてみると、メッセージとともに画像が

送られてきていた・・・・。




  




る 『やった!』




ああああ!!アイツ採りやがった!!さすが!!


び 『まじ!おめ!』

あわてて返信すると、すぐに現場へと向かった。


ポイントに立っている人たちにはすでに話がひろ

がっており、「るどるふ君採ったよ、聞いた?」

と声をかけられた。



現場に着くと、しれっとしたいつもの るどるふ氏が

立っていた。




    
Photo by るどるふ
び 「よくやったね!おめでとう!」

る 「ええ、まあ、なんとか・・・ふふふ」

ここでガッチリと握手!!



話を聞くと、立っていたら目の前を 「へろろろろ〜」

とホバリング状態でゆっくりと飛んでいたらしい。


この飛び方は普通メスがよくやるのだが、採れた

のはオスであった。


こんなこともあるんだな〜・・・と思いながら何より

も るどるふ氏の引きの強さにあらためて驚愕した。


その後ポイントでお会いしたKANさんたちにお話し

を伺ったりして、この場所の状況を色々と教えて

いただくことができた。




    
結局、この日も条件が思わしくなく、知る限り採れた

のは、るどるふ氏が採った1頭のみであった。


るどるふという男は、全く神がかったことをする男

である事を再認識せざるを得ない。


そんな るどるふ氏のファンだという、地元の太郎さん

とご挨拶。 太郎さんが他のポイントに連れて行って

下さると言うので、お言葉に甘えることにした。


珍しいカミキリの採り方をご教授いただいた太郎さん

と、説明を聞く るどるふ氏 →
 



太郎さんに「ねきねき」な場所等をご案内いただき、

その後、その場でお別れした。


太郎さんは明後日またネキにチャレンジするらしい。


さて、どうしようか?ということで、一度宿に戻り夕飯

をとってから夜間採集に『出かけることにした。




   
二日目のお夕飯。


相変わらずボリュームがあって、味も良い。

ここに泊まって正解だったな・・・。


この宿には、同じカミキリ屋さんのKenshunさんも

泊まられており、何やら「むふふなカミキリ」を採ら

れたらしいのだが、詳しいお話を伺うことは残念な

がら、できなかった。 

しかし、そのカミキリがもう出現しているというのは

思いがけない情報ではあった。

しかし、まあ、なかなか採れる虫じゃないけどね・・・。


Kenshunさんは明日お帰りということで、与えられた

時間を目いっぱい使うため、急いで夜間採集に出か

けられた。

ベニモンゴマフが沢山採れた場所があるらしい。




    
自分たちもそのベニモンゴマフのおおまかな場所

は把握していたのだが、住宅地ということもあり、

また、人がさんざん採った後を探してもね・・・

というわけで、昨夜行った土場と、びおすけが昼間

見に行った山の方へ出かけてみることにした。


山にはたいした虫はいなかったが・・・

左:ムラサキツヤニジゴミムシダマシ
Addia latior Nakane,1963

右:クニヨシホソクシコメツキ
Neodiploconus ferrugineipennis kuniyoshii
Ohira, 1967
    




   
などの雑甲虫が見られた・・・。





昨夜も見た土場に寄ってみると、昼間見かけた

太郎さんのグループがナイターをされていた。

太郎さんもいらっしゃるかと声をかけてみたが、

残念ながら帰られた後で、虫もほとんど何も

来ていない・・・との事であった。


仕方なく、明日の朝食と昼飯の買い出しをするた

め、コンビニへ寄って宿に戻ることにした。


コンビニの明かりには虫がちらほらと見られた・・・。



まずは南国らしいキンカメムシを採集。




   
Photo by るどるふ
ナナホシキンカメムシ
Calliphara exellens (Burmeister, 1834)


甲虫ぽくて、美しい色彩のキンカメムシの仲間は

大好きである。我ながらミーハー(死語?)だな〜

と呆れてしまう・・・。


さらに何かいないかと探していると、ヒメカミキリ類

のシルエットを発見!




   
この島に来て初めてのカミキリだよ、コレ!

網をかまえて・・・

び 「ケルちゃ〜ん、じっとしてるんだよ〜」

ケルちゃんとは、学名のケルシウムの略称である。

こんなド普通種にもトキメクほどカミキリに飢えて

いたのだ・・・(泣

無事にいったん捕まえたケルちゃんであったが、

なんと写真を撮った後、どこかへ脱走してしまった!


び 「どんだけ運がないんだ・・・」

この夜もびおすけは泣きながら寝たのであった・・・。

そう・・・大イビキをかきながらね・・・ふふふ・・・。




    
三日目




   
さて、いよいよ3日目の朝。

天気概況によれば、今日からここ沖縄でも気温が

上がりはじめ、条件が好転してくるらしい。


今日は物見遊山のびおすけも本腰を入れてネキ

を狙うつもりだ。


るどるふ氏はすでにオスを採っているので余裕を

持ってメスを狙う覚悟である。


朝5時半・・・。

眠い目をこすりながら起き、宿を後にし、ポイントの

入口まで車を走らせる。入口に着くとすでに何台も

の車が停まっているではないか。

「え〜!こんなに早くからみんな来てるんだ!」

それもこれも良いポジションを取りたいためである。


「こりゃ、明日はさらに早起きしないとだめだぞ・・・。」

この入口に車を止めたままそこで寝起きしている人

も実際にいるくらいである。キビシイ世界なのだ。


採集準備をして、二人は黙々と歩きだす。




    
なんとか準優良ポジションに入ることができた。


るどるふ氏も昨日ネキを採集した場所とほぼ同じ

位置をゲットして、ネキが飛び始める時間まで、

じっと待つ事にした。


隣には関西のKさんたちがおられたので、ご挨拶

した後はじっと待つしかやることがなかった。




    
ようやく空が白々と明けてきた。

ネキが飛び始める時間までまだ3時間以上ある。


ここで少し体を休ませていないと最後までもたない。


腰をおろして、じっと待つ・・・、待つ・・・、待つ・・・。

このひたすら待つというのが、びおすけが最も苦手

とする採集法なのだ!


忍耐や我慢、根性といったモノとは無縁なびおすけ

なだけに、この採集法は拷問に近いものがある。




  
  

ネキが飛ぶ時間まであと2時間はあろうかという

のに、もうすでに飽きてきているびおすけなので

あった・・・。


さらに一時間経過し、早くも、もう無理!と叫び出し

そうになった頃、にぎやかに話しながらやって来る

一団があった。 おお!M川さん、キャラメルさん

キタさん御一行ではないか!

このにぎやかな人たちと一緒なら飽きるヒマもない

だろう(笑)




   
上手いことに?M川さんが隣に入ることになって

ひと安心?

その隣にはオキネキ発見者のT城さん、その隣には

キタさんというなんとも「なごむ」エリアとなった。


ネキが飛ぶ時間になってもなかなかその姿を現す

ことがなく、ヒマをもてあましそうだが、隣がM川

さんなので、色々と情報交換やらバカ話をしたりで

飽きることがない。

しかしそんな仕草を見せながらもM川さんの目が

油断していないことがわかる。恐ろしい方だ!!




   
あっという間に昼前の時間となり、もう飛んでも

いいだろう?という頃になってようやく動きがあった。


M川さん側とは打って変わって真剣モードの関西の

Kさんチームでお一人が飛んできたネキをゲットさ

れたのだ。


「よし!来た!」

というわけで、M川さん側も少し真剣モード?になる

かと思ったのだが、全然様子は変わらない(笑)

林道の奥にいたはずのキャラメルさんが来てゴミ

ムシの話で盛り上がった(笑)




   
昨日までに比べたらこんなに条件が良いのに、なぜ

飛ばないの?と各々が不安になってきた頃になって

ようやく、M川さん側にも動きが出てきた。


M川さん、発見者T城さん、キタさんの順に並んでい

るのだが、なぜかキタさんの頭上をネキが飛び超し、

本人はそれに気づかず、発見者T城さんらがそれを

追いかけるという事態が2〜3回あった。


なぜかキタさんは本物のハチを採って喜んでるし、

発見者T城さんは間違ってネットインしたハチを採集

してるし、その場は混沌(カオス)状態。


また発見者T城さんがネキをネットインするも、逃が

してしまうという残念な場面もあった!

そのような「フィーバー状態」が断続的にあったが

しばらく飛ばずの状態が続くようになり・・・。


いよいよ今日はもう飛ばないか・・・と思いはじめ

るどるふ氏と話して別の場所へ採集しに行くことに

した。

いや〜M川さんたちのおかげで本当に楽しかった。

みんな、なんであんなに元気なのだろう!?




   
るどるふ氏は行ったことがある場所らしいが、

びおすけは当然初めての場所なので少し緊張。


オキネキポイントは楽しかったけど、やはりNULL

であるわけで、そのあたりの精神的ダメージは

大きいものがある。


でも、これから行く場所は沖縄初心者には嬉しい、

特産駄モノカミキリがたくさん採れるらしい!

未だまともにカミキリを採集していないびおすけに

とっては嬉しすぎる場所である!!


もうこれ以上カミキリが採れなければ死活問題?

である??

早くおいらの心を癒してくれ〜!!




   
・・・というわけで、その場所に着いて早速御指定の

樹木を叩くと・・・


び 「ちっこいのキターーー!!」



目がつぶれるかと思うくらい小さいけれどカミキリ

に違いない!昔、関東の河川敷で採集したことの

あるカミキリの仲間である・・・というか、見た目では

どこがどう違うのか?さっぱりわからないが・・・




   
リュウキュウチビコバネカミキリ

Leptepania ryukyuana Ohbayashi,1963



ホソコバネは採れんかったけど、チビコバネ採れた。

ようやくカミキリが採集できて、びおすけ大興奮!


先に車で休んでます・・・というるどるふ氏を横目に

ここを先途と叩き続けた。



初日にブヨに噛まれた左手がすごく腫れてきて、

叩き網をしっかり握れないという不具合があった

が、この際だからそんなの関係ないであろう。




   
いわゆるシブロッピーだが、沖縄産となれば

初採集種ばかりだ!! 


うひょうひょうひょひょ!!


フタモンサビカミキリ
Ropica caenosa (Matsushita,1933)




   
うひょうひょひょひょひょ!!


オキナワアヤモンチビカミキリ

Sybra (Sybra) ordinata loochooana Breuning,1939




   
うきょうきょうきょきょきょきょ!!!

げへげへっ!! がはっ!!(咳き込んでいる)



オキナワノブオケシカミキリ

Exocentrus nobuoi okinawaensis Breuning et
Ohbayashi,1966




   
左:オキナワウスアヤカミキリ
Bumetopia japonica okinawana Hayashi,1963
これは、るどるふ氏採集品


右:ヒゲナガヒメカミキリ
Ceresium longicorne Pic,1926
           




   
左:シモフリナガヒゲカミキリ
Xenolea asiatica (Pic,1925)


右:オキナワゴマダラコクヌスト
Kolibacia okinawana Yoshitomi & Lee, 2014




ふぅ〜!!

なんだか、ようやく採集記らしくなってきたな!!
        




   
ふぅ〜・・・リュウキュウチビコバネなんか二ケタ

採れた上に、雑甲虫含めていろいろと採れて

もう、大満足・・・。


では、宿に戻るとしますか?




  
またもや帰りがけにコンビニに買い出しに行き、

戻りながらご当地看板ウォッチ・・・。



ゆっくり走ろうね・・・。




    
前脚を使って、全力で 「×」 しておるね。


なぜか表と裏・・・。





  
三日目のお夕飯。


またもや、ボリュームが凄い。 

今宵もまた美味しくいただきました。

くわっちーさびたん!


今日はやっとこさカミキリも採れたし、本当に満足。

そして、この夜は泣かずに寝ることができた(感謝)。


しかし、明日は実質最終日という事で、今朝より

さらに気合を入れて早起きする。


というわけで、おやすみなさい・・・。


そう・・・・大イビキをかきながらね・・・ふふふ・・・。




   
四日目




   
頭の中で、ロベルト・シューマン作曲交響曲第2番

ハ長調作品61 第4楽章Allegro molto vivaceの

冒頭部分が鳴り響く。

これからまさに現場へ突撃しようという場に相応しい

若々しく躍動的な音楽である。



時間は、昨日よりさらに早く4時半・・・起きである。

もう眠くて、二人ともおはようの言葉も出ない。


るどるふ氏は、よく眠れたのであろうか・・・?

るどるふ氏の頭の中では 「CROSS FAITH」 が

鳴り響いていたかもしれない。


寝ぼけたままのびおすけは無言のまま着替えを

始める。


実質的にオキネキが狙えるのは今日が最後だ。





    
ジャングルクルーズか、はたまたナイトサファリか?

といった雰囲気の森の林道を、ライト片手に歩く。

キジムナーか、はたまたブナガヤが顔をのぞかせ

そうな気配がある。


今日は気象的には今回の滞在期間中で一番良い

条件となるはずである。


オキネキがぶんぶんと飛び回るイメージが頭の中

を駆け巡る。


できるだけ良いポジションを求めて黙々と歩く。




   
なんとか昨日に近い場所を確保できた。

まだ周囲は暗くてほとんど人の顔も判別できない。


確保した場所の隣はなんと我らよりも早く来ていた

地元の太郎さんであった。

太郎さんもお話し好きな方なので、今日も途中で

飽きることはなさそうだ(笑)


しばらくして発見者T城さんが来られて隣に立つ

ことになった。




   
結局、これまでの三日間、びおすけの立つ場所に

ネキは一度も飛んで来なかった。

ネキが隣の人の空間を飛ぶのは何度も見たのに、

である。これは想えばネキの神様に見放されている

としか考えられない。


とにかく、自分のところにネキが飛んできてくれる事

を祈るばかりである。




  
周囲も明るくなってきて、それぞれ思い思いに

網を持って立って待つ。

今日の周囲のポジションは、太郎さん、びおすけ、

発見者T城さん、るどるふ氏・・・となっており、

るどるふ氏の隣は腕の立つ方々が、広場となった

ベストポジションに立っておられる。

しばらく何も飛ばない時間が続いたが、太郎さんが

隣の人をすり抜けたネキを見後にゲット。

その後、広場の方でフィーバーが巻き起こり、その

余波を受けて、るどるふ氏がオスをゲットした。

るどるふ氏、さすがの引きの強さである。


相変わらずびおすけの方へネキは飛んで来ない。

時間も昼をまわった。自分なりにやる事はやった。

びおすけはその場を後にすることをるどるふ氏に

告げた・・・。実質の敗北宣言である・・・!



 
御餞別?として太郎さんからいただいた


ベニモンゴマフカミキリ

Mesosa (Saimia) itoi N.Ohbayashi,1985



昨夜、発見者T城さんとお二人で採りに行かれた

のをありがたいことに譲ってくださったのだ。


太郎さんや発見者T城さんにご挨拶をして、その場

を後にした。

ネキはまた来年以降チャレンジする。そのときは

またよろしくお願いします。



 
さて、この後どうしようか?

昨日、良い思いをさせてもらった場所に再び行こう。


タイワンハムシ

Linaeidea formosana (Bates, 1866)


その名のとおりの帰化昆虫で、ルリハムシによく

似ているが、集団でタイワンハンノキの葉を食べつ

くしてしまうそうだ。


昨日の場所に到着した。るどるふ氏は疲れてしまい

車で待っているという。びおすけは一人で『叩き旅

に出た・・・。




   
昨日リュウキュウチビコバネを採った場所を叩いた

が、1頭しか採れなかった。

また周囲の粗朶やブッシュを叩くと、昨日採れた

カミキリは全然落ちずに、昨日採れなかった種類

ばかりがなぜか落ちてきた。不思議だ・・。



アトモンチビカミキリ
Sybra (Sybra) oshimana Breuning,1958

これは他の島でも採れる種類だ。今日はなぜか

こればかり落ちる。時に、これの近縁の特産種が

いるらしいのだが・・・。




  
左:アトモンチビカミキリ
Sybra (Sybra) oshimana Breuning,1958

右:ヤンバルアトモンチビカミキリ(?)
Sybra (Sybra) maculiclunis Matsushita,1931(?)


ヤンバルアトモンチビ・・・あまりの地味さに全くの

ノーマークだった種類である。


上翅端に特徴が出るらしく

アトモンチビカミキリ・・・・翅端尖る

ヤンバルアトモンチビカミキリ・・・・翅端丸まる

・・・ということだが、どうであろうか?




     
道端の、何気ないこんな場所を叩くといろいろ落ち

てきて楽しませてくれる。


昨日はオキナワアヤモンチビとかフタモンサビが

多かったのだが、今日はアトモンチビ系ばかりだ。




   
枯れ枝や枯れ蔓があると、雑甲虫も落ちてくる

のでより楽しむことができる。


雑甲虫屋に近いカミキリ屋ならではの楽しみだ。




  
ん?ケシカミキリかと思ったがちょっと違う?




   
オキナワクロオビトゲムネカミキリ

Sciades(Estoliops) fasciatus okinawanus
N.Ohbayashi,1984


なかなかオツなカミキリだ。




  
またちょっと毛色の違うのが落ちた!




   
エラブモモブトトゲバカミキリ

Rondibilis elongata minor (Breuning et
Ohbayashi,1964)


これも初心者的に狙っていたカミキリである。




こうなってくるとさらに欲が出てくる。

このままさらに場所を移動して駄モノを採集する。

このまま、るどるふ氏にもお付き合いいただく。




   
特にあてがあるわけでもなく、何となく入った道沿い

を見ながら良さそうな場所で車をとめて叩いてみる。



テリハノブドウやらカラスウリなどがあり、なかなか

良さげな場所である。




   
オキナワウスアヤカミキリ
Bumetopia japonica okinawana Hayashi,1963



やっと自分で叩き落すことができた。
 



 
ブッシュを叩くと今まで採れたシブロッピーな

カミキリがよく落ちた。




   
左:オキナワヨスジシラホシサビカミキリ
Apomecyna histrio okinawana Makihara,1992
るどるふ氏採集品


中:アシナガコクゾウムシ
Laogenia formosana Heller,1926
るどるふ氏採集品


右:アヤムナビロタマムシ
Sambus quadricolor argenteus E.Saunders,1873




   
その他オキナワキボシカミキリやアマミクロヘリ

アトキリゴミムシなどが採れ、なかなか良い場所

であった。ここも来年以降引き続きチェックして

いきたい場所だ。



さあ、だいぶ疲れてきたので、コンビニに買い出し

をしに行って、宿に戻ろう。




   
コンビニの庇に灯火の居残りと思われるカミキリ

がとまっていた。


ちょうど出入り口の真上にいたので、かなり恥ずか

しかったが、カミキリを採るためならなんのその。


採って見たらたいしたものではなかったけれど・・・。


リュウキュウムナクボカミキリ

Cephalallus ryukyuensis Makihara,2003



採集してそそくさと宿に戻るのであった。




  
四日目のお夕飯。


あいかわらずの大判振る舞い定食?


ここでの夕飯も今日で最後か〜・・・。


というわけで、部屋に戻り、荷物をまとめる。



ああ、いよいよ明日は帰るんだな〜。







  
五日目




 
さて、いよいよ最終日である。


昨日に比べて気象条件は悪いようだが、今日も

ネキは飛ぶのであろうか?


チャレンジャーの皆さんにはがんばってほしい!

と祈願して、我ら二人は一足先に失礼いたします。




   
部屋の鍵を施設の人に手渡して、お礼を言い、

この宿泊所を後にする。



「にふぇーでーびる」




   
とりあえず入口の様子を見ながら帰ろう。


入口あたりに車をとめると、良いタイミングでM川

さん御一行の車が現れた。

お礼と互いの健闘を祈りながらお別れした。


みんな、がんばってください!




   
さあ、天気も良いし、空港に向かいがてら、

有名ポイントをのぞいてみましょうか。


左手の腫れも少しひいてきたので、十分叩き網

をすることが可能である。




  
るどるふ氏の記憶を辿りながら、有名ポイントに

到着した。


少し風が強いかな・・・。


歩いてみると当たり前だが、なかなか良さげな林道

である。


これなら狙いのカミキリもいるはず。




   
目的の虫は、いきなりひょっこりと葉の上に

とまっていることが多いという・・・。


歩きながらめっちゃ、ルッキングをする。




  
るどるふ氏が何か採ったようだ。


る 「ほい、これあげる」

び 「ほい、それもらう」



オキナワルリボシカミキリ

Glenea chlorospila okinawensis Makihara,1988



この仲間は島ごとに斑紋や色彩が違って美しい。

思わず標本箱に並べたくなる良い虫である。




  
るどるふ氏が葉上に何か見つけたようだ。

もしかして探しているアレか?



る 「いんや、コメツキモドキ、す」

び 「いただきます」


チュウジョウコメツキモドキ

Sinolanguria cyanea Chujo,1967




 
道端にいかにも「叩け!」と言わんばかりのブツ

が倒れていた。

ほい、叩かせていただきましょう。




 
オオシマヤハズカミキリ
Uraecha oshimana Breuning,1954



沖縄特産というわけではないけど、触角が長く

カミキリらしいカミキリ。 いいですな〜!




 
るどるふ氏が道を引き返すというので、後に

ついてUターン。

同じ林道を時間をおいて行ったり来たりする

のが目的の虫を見つける極意であるそうな。


うん、足でかせいで探す虫ということですね。




 
それまで吹いていた風の音が、ふと聞こえなくなる

場所がある。風が当たらない静かな場所・・・。


常緑の緑が濃い葉の上に何か黄色ぽいものが

とまっている。


これそうか? 思っていたより小さいな・・・?

写真を撮る『余裕までは無かった。


まずは網ですくってみる。




  
び 「採れた!」


小さな個体でつまむのもひと苦労・・。


トラニウスこと・・・


オキナワホソバネカミキリ
Thranius multinotatus okinawensis Makihara,1978



すぐにるどるふ氏に連絡する。

び 「トラニウス採れた!」

る 「お!よかったですねー!」




  
戻り道で枯れ葉がぶらさがっているのを見つけた。

何かいるのはまちがいない・・・。


叩いてみる?




 
び 「おわっ!」

激写するゆとりがなかったので写せなかったが、

網の上にバラバラバラ!!っと10頭ばかりの

ケルシウムが落ちてきた。


び 「うわ!きもっ!」


好きなカミキリでもこうゾワゾワとたくさん歩きま

わられては気持ちが悪い。思わず網をはたいて

しまった(笑)ので、4頭しか採れなかった・・・。


リュウキュウヒメカミキリ
Ceresium fuscum fuscum Matsumura et
Matsushita,1932




  
トラニウスが採れたのでほっとして有名林道を

出たが、まだ時間があるので、別の場所を探す

ことにした。


るどるふ氏のあやふやな記憶を頼りにやっとこさ、

別の優良ポイントに到着した。


ほほ〜。ここもなかなか良い雰囲気。




 
び 「あ! なんだっけこの幼虫?」

る 「イシガケチョウ?」

び 「ああ!!これがそうか!!」




念願かなってやっとご尊顔を拝することができた!


イシガケチョウ(幼虫)
Cyrestis thyodamas mabella Fruhstorfer, 1898


う〜ん・・・奇天烈な格好だな〜。


まるで宇宙生物って感じだね。




   
風が強いけど場所自体は適度な湿度があって

なかなか良い。

ここでもトラニウスがいるはず。




  
・・・と思っていたら、採れてしまった。


またもや、葉上の写真撮れなかった・・・。


しかも指つまみもピンボケだし。


またるどるふ氏に連絡すると、あちらでも採れて

いるようだ。




   

オキナワホソバネカミキリ
Thranius multinotatus okinawensis Makihara,1978


左:♂

右:♀




  
るどるふ氏はオベレアも採っているようだ。


このあたりのタブだな・・・?




  
飛んでいる様子がないので、草むらを

スイーピングするとネットに入っていた!


び 「やった!」


でも追加ができなかった。




  
左: オキナワリンゴカミキリ
Oberea okinawana Kasukabe,1992


右: オキナワモモブトコバネカミキリ
Merionoeda formosana okinawana Ohbayashi et
N.Ohbayashi,1965
るどるふ氏採集品。



モモブトコバネが飛んで来ないかとしばらく

待ってみたが飛ぶ様子がなかった・・・。

やはり立って待つ採集は苦手・・・。
    




 
左: オキナワクワゾウムシ
Episomus mori Kono, 1928


中: ホソヒョウタンゾウムシ
Sympiezomias cribricollis Kono,1930


右: ヘリアオアトキリゴミムシ
Calleida splendidula (Fabricius, 1801)




   
左: オキナワヒゲコメツキ(♀)
Pectocera yonaha Kishii, 1996
るどるふ氏採集品


中: オキナワクビナガハムシ
Lilioceris formosana Heinze, 1943


右: オキナワイモサルハムシ
Colasposama auripenne MOTSCHULSKY




いろいろな「オキナワモノ」が採れた!!




   
ああ・・・十分満足。



一時はどうなることかと心配したけど、最後に

いろいろ採れてよかった。


左手はまだ腫れがひかないが、一時よりかは

物がつかめるようになってきた(笑)



これで、心置きなく空港に向かおう・・・。




  
沖縄そば (大盛り)


鰹出汁がきいていておいしいね〜。




 
マブヤードリンク


知る人ぞ知る、オキナワンヒーロー。


でーじ、かっこいい!!


ちなみにDVDを持っていたりする・・・。




  
平和記念公園


でっかくて綺麗だね〜。青空に良く映えるね。




   
お迎えに来てくれた飛行機 JAL918便




  
沖縄、さようなら〜!


にふぇーでーびる!




現地でお会いできた皆様、情報をいただいた皆様

ありがとうございました。

おかげさまで有意義な採集旅行ができました!


るどちん、お疲れさま。また行きましょう!




    



   




   
            ―END―        




   
           
 
THE INSECT HUNTER 2016
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