THE INSECT HUNTER
2015
0505-08(3)
対馬

THE INSECT HUNTER 2015


海峡に浮かぶ国境の島でヨスジアオる。 (その3)
  


対馬滞在、3日目の朝。


天気予報によれば今日はめっちゃ雨・・・のはずだったのだが、

寝床から起きて空を見上げれば、何の事はない、とてもよく晴れている。


われらが来るつい二日前には、飛行機が運航中止になるほどの

大雨だったと言うのだが、それがまるで嘘のように晴れの天気が続いている。


ただ、晴れるのは有難いのだが、毎日こうだと逆に乾燥が強くなり

かえって虫が採りにくくなることもある。


特に、eichanが一番に狙っているツシマセダカは、多少湿気が無いと

すごく採りにくいカミキリなのだ・・・。


対馬に丸一日滞在できるのは今日が最後だ。

可能性のある場所・・・まわれる範囲を行ってみるしかない・・・。



0507




     
・・・と、言うわけで、またもや朝から懲りずにBポイント

にやってきた・・・。


龍良山原生林のはずれの特保外の場所である。

eichanはどーしてもどーしてもコブが採りたいので、

ここははずせない場所らしい。


そこで、eichanに与えられた時間は1時間・・・。

これでダメならあきらめると言う。


その間、びおすけは龍良山の林道を歩いてみようと

思った。




    
eichanを車から降ろすと、びおすけは原生林のある

林道に向けて車を走らせた。


びおすけもコブが採りたいのは同じだが、どーにも

採れる気がしないので、むしろ採れない事を前提で

特保のある原生林に行ってみようと思った。



林道の手前で車を置いて歩きはじめる。

登山口付近は全然原生林の雰囲気が無いが・・・。




   
少し歩くとすぐに雰囲気がそれっぽくなってくる・・・



と・・・・、同時にすぐに看板が出てくる!!→

「えっ!もうここは採ってはいけない場所なのね?」

もっと、先の方かと思っていたのに・・・。



どうも林道から山側はいきなり特保のようだ。

つまり林道の右側は特保外のようなので、良さ気な

材など無いか見るが、右側は林が「薄い」ので、ろく

な材が無いどころか、虫の気配すらない・・・。



 
     
振りかえって左側の斜面を見れば、何やらコブが

いそうな雰囲気が無いわけでもない・・・。


せめて、コブの写真だけでも撮れれば・・・と思い、

もっと先へ行きたかったが、eichanと待ち合わせの

時間が迫っているので、引き返すことにした。




  
ほんの「とぱっ口」で引き返したので、原生林の実力

は全く味わえなかった・・・。


トボトボと車まで戻ってくると道脇に枯葉が落ちていた

ので気晴らしに拾ってパッパッと振ってみる。


カラッカラッに乾燥した枯葉であったが・・・




  
地面に「コロコロッ」と黒くて丸いモノが転がった・・・!


「おおお!!」


びおすけの大好物のヒサゴゴミダマだっ!


う〜〜ん・・・コブだったらもっと良かったんだが、

この際、贅沢は言うまい。




   
ツシマヒサゴゴミムシダマシ
Misolampidius tsushimanus NAKANE


本種は対馬特産だが、島内には広く分布している。


対馬にはもう1種、ツシマトゲヒサゴゴミムシダマシ

という近似種がいるが、それは原生林の高標高地で

しか見られないという事なので、こんな低標高地で

得られたのは、ツシマヒサゴで間違いないだろう。


本土で良く見られるツヤヒサゴよりも丸みが強いの

で、パッと見がクロカタゾウムシにそっくりである。




 
びおすけ的に良い虫が採れたので、eichanを迎えに

行く前に、他にも何かいないか付近を少しだけ探索。

ついでに花に集まるムシたちを撮影する。


シロトラカミキリ
は本土では最普通種だが、ここ

対馬でも同様に普通種のようだ。


しかも、対馬産だからといって、特に変わったところ

がないのが残念! 少しでも模様とかが異なって

いると楽しいのだが・・・。




島内で最もよく見かけたハムシと言えば・・・

トビサルハムシ
Trichochrysea japana (MOTSCHULWSKY)


かなり分化の進んだ種類らしく、対馬のは朝鮮半島

から対馬を経て本州本土へ分布する、本種トビサル

ハムシだが、九州本土と四国のは台湾から北上して

きたオキナワトビサルハムシの亜種とされている。

日本には他に八重山諸島のサキシマトビサルハムシ

が分布する。

つまり、対馬のは関東でもよく見かけるのと一緒とい

う事になる。



 
 
そこにeichanから連絡が入った。

ei 「戻ります・・・ので車で迎えに来て・・・」



島の南部ではほとんど見かけなくなったというが、

一応、このような看板も時々見る事が出来る。


さて、eichanを迎えに行き、駐車場で待っていると、

吊り橋の向こうからガックリと肩を落としたeichanが

姿をあらわれた。




び 「お疲れ様です・・・」


相当気合いを入れて真剣に探したものの、コブの姿

はついぞ見れなかった・・・という事だった。


しかし、eichanはこれだけやったのだから!という

気持ちで、かえって晴れ々したようだった。


ei 「我、Bポイントに悔いなし!!」


では・・・次はどこへ移動しましょうか?



ei 「Cポイント・・・」




   





   
び 「え〜! またCポイントに行くの?」

ei 「うん」

び 「あのカラカラの伐採地で何を狙うの??」

ei 「ツシマアメイロ」

び 「昨夜のちっこいやつ?ありゃ偶然採れたんだよ」

ei 「シイの花に来るはず!」

び 「あの伐採地に花掬えるような低いシイあった?」

ei 「行ってみないとわからない」

び 「仕方ないな〜!」




   
eichanも一度言いだすときかないので、びおすけも

ヒラタムシのような、うす〜〜い期待をしつつお付き合

いすることにした。


対馬の厳原町内。

昔城下町だったことも関係するのか、とにかく立派な

石垣が多い。 歴史的建築物は言うに及ばず、一般

住宅でも外構に立派で威厳のある石垣が積んである

のが、対馬の町並みの特徴のようだ。

都会のコンクリートやブロックで作られた外構に比べ

ると、はるかにグレードが高い。


 

そんな町中を抜けて林道に入ると、道すがら掬えそ

うなシイの花を探しながら、ゆっくりと車を走らせる。


良さ気な花を見つけると、停めてすぐに掬ってみる。

高所に咲くシイの花なら eichanの長竿の出番である。


軽量タイプ・・・と言えどさすがに11.2m竿は重い。

eichan、するするぅ〜・・・とはいかず、ズルッズルッ!

と太い竿を伸ばしていく。


ガサガサと掬ってネットの中をのぞくが、これといった

カミキリはなかなか入らない。




   
しかし、雑甲虫はいくつか入っているので、びおすけ

はそのおこぼれを頂戴する。


ツシマムラサキジョウカイ
Themus tsushimensis M.SATO et ISHIDA


キンイロジョウカイ属に属する、美麗ジョウカイで

ある。 雑甲虫屋のびおすけであるが、ジョウカイ

はシデムシに次ぐ興味対象外の虫だ。しかしこの

キンイロジョウカイ属の仲間だけは「別腹」である。
 



   
たいして収穫も無いまま、昨夜のナイターポイント

である Cポイントに到着した。


ものすごく晴れており、遠くまで景色が見える。


彼方には岩肌を荒々しく露出する白嶽の威容が

展開されている。それを見つめていると、造園家

重森三玲の枯山水庭園の石組みを思い出した。


われ知らず、原初的な畏れの感情が湧きあがっ

てくるのを感じる。それが何故か心地良い・・・。


日常を離れた採集旅行で、時たま味わえる気分

である。 これも採集の楽しみのひとつなのだ。




   
妄想に浸ってばかりはいられないので、虫を探し

始めるが、とにかく、まあ、暑い。


こんなカンカン照りの伐採地で活動してるのはせい

ぜいトラカミキリくらいだろうと思ったが、やはり・・・。


シラケトラカミキリ

さすがに暑過ぎるのか、動きがにぶい・・・。




   
そして・・・

キイロトラカミキリ


暑さを避けてどこかへ隠れようかとしているようだが

暑過ぎて足もとがおぼつかないようだ。


eichanは掬えそうなシイの花を探していたが、どれも

高すぎて竿が届かないらしい。


では、他を探してみますか・・・。

      


 
探し始めてすぐ、伐採地のすぐ近くに手ごろなシイ

の花を運よく見つける事が出来た!


たいてい何十メートルも高さのあるシイの木だが、

これほど「手の届きやすい物件」は滅多にない。


早速二人で掬いはじめる。


それぞれの竿の特徴を活かして、びおすけは手前

を、eichanは奥の方の花を掬う。





   
シイの花は満開で、あたりには独特の臭いが漂う中、

花の周りを飛び回るナミハナムグリやクロハナムグリ

を避けるようにしてスイーピング。


ネットの中を見ると

ツマグロハナカミキリ、キイロトラ、シロトラ、チャボ

などの駄モノばかりである。

eichanのネットの中身も似たようなものであった。




    
びおすけが手前の日陰のあまり花付きがよくない

部分をあえて掬っていると、ゴツいヒゲナガコバネ

が入った!

「ん?ピニボラ・・・!?いやいや、何だろう?」

と思っていたが、後で調べてみると


タケウチヒゲナガコバネカミキリ
Glaphyra takeuchii takeuchii (OHBAYASHI,1937)


もちろんびおすけ初採集である。関東の人間には

なかなか高嶺の花のカミキリである!ラッキー!




  
eichanも「良いムシ」欲しさに重い長竿を操るが、

普通種ばかりで、コレッといったものは入らない

暑さも手伝い、徐々に疲労がたまってきたようだ。


さらに「良いムシ」が入らないという、メンタル的な

下降線がさらに追い打ちをかける。


ei  「だめだ〜!」

び 「よしきた。場所を変えましょうか?」

ei 「うん。Aポイントに行く」

び 「おお!いいですね。ヨスジアオの追加もできる
   でしょう」




   
車に乗ろうとした時、足もとを見るとツシマヒラタクワ

ガタの大顎の破片が落ちていた。


何年も前、ちょうどクワガタブームだった頃、ご多分

にもれず、オオクワガタやヒラタクワガタを飼っていた

時があったが、ツシマヒラタは普通種ではあるが、

本土のヒラタや、サキシマヒラタなどと全く異なり、

長く前方に伸びた大顎がカッコよく大好きであった。

もちろん自分で採集した事はなかったが、それが今

こうして体の一部だけでも自分の手で拾えた。

当時の事がふと懐かしく思い出され、何か感慨深い

ものがあった。




   
さて、それでは楽しー楽しーヨスジアオ採集に行く

ことにしましょう!


世間一般ではGW明けということもあり、昨日まで

と比べて車の交通量が多い。


それにしても対馬は「橋」が多いところだ・・・。



   




       
Aポイントに行く途中で、低い場所にシイの花が

咲いているのに気付いた。


行きすぎてしまったので、急いでUターンしてシイ

の花のところまで車を戻す。


車から降りてあらためて見ると、今までで一番低い

シイの花であった。

早速掬ってみたが、チャボハナとホタルカミキリが

やたらと入る。

何でだろう〜?と考えながら足もとを見ると・・・




   
ネムノキの枯木があって、そこには数えきれない

ほどの数のホタルカミキリが走り回っていた。


ホタルカミキリの大運動会・・・久しぶりに見た。


さて、他に面白い虫はいなそうなので、Aポイント

に向かうとしょう・・・。




   





   
Aポイントに到着。


まずはさておき、ケヤキの御神木へ向かう。

今日もよろしくお願いしますー御神木さまー!!


仲良く、二人で半分ずつ掬うことにした。


さて、ヨスジアオは・・・?




    
採れた・・・!




     
続けて、採れたっ・・・!!


さすがは御神木!

ここでまた3exs得る事ができた。


人様に申し訳ないくらい、ラッキーである。




    
さらに、ツシマゴマフチビの追加を得ようとして

クリの枯れた細枝を叩くと・・・・



予想外にでかいモノが落ちてきたのでびっくりした!



正体は・・・・例の、ハラアカコブであった。

こんな細枝にもついているのか・・・。






    
気を取り直して、枯枝を叩くと、先日よりも少ない

ながらもゴマフチビがパラパラと落ちてきた。


大きさのバラつきはあるものの、ほとんどがケシ

カミキリサイズなので、老眼には辛い虫だ。


そう言えば、対馬特産のケシカミキリもいたな〜。

ケシカミキリも混ざっていないか確認したが、残念

ながら混ざっていなかった。




   
しばらくしてeichanは伐採木のある場所へ移動して

行った。びおすけはその場でもう少し様子を見る事

にした。


御神木のすぐそばに置いてあった、スギのケンタ材

ヒメスギカミキリが集まっていた。


特に本土産と変わるところはなさそうだが、念のため

泣きゲットをしておいた。




    
再び御神木に戻り、葉を掬ってみると、なぜか

ヒトオビアラゲカミキリ がネットイン・・・。


一応、泣きゲット。




   
それにしても・・・暑いっ!!




    
あまりの暑さに木陰で休みながら路上を見ていると

いろいろな虫が舗装路を横切っていく・・・。 

暑くないのかな?


その中に びおすけの興味を引く虫が歩いていた。


ツシマゴモクムシダマシ
Pedinus strigosus FALDERMAN


ゴミムシダマシの仲間であるが、対馬特産である。

ただのゴモクムシダマシさえ見た事が無かったの

で、うれしかった。



   
さらに特産種がもうひとつ。


ツシマゴマダラコクヌスト
Leperina tsusgimana (NAKANE)


ツシマゴマフチビカミキリを採ろうとしてクリ枯れ枝

を叩いていたら落ちた。



こういう何気ない特産種が採れると、対馬に来た

んだな〜!という気持ちがあらためて湧きおこる。



先日、ハンミョウの♂を採っていたので、せっかく

だから♀も採集してワンペアだ〜と撮影していたら

伐採木の方を探していたeichanが戻ってきた。


たいした獲物はなかったようだが、今回の採集行で

なぜか全く見かけなかった、アトモンサビカミキリを

複数採っていたので、1頭分けてもらった。


伐採を見たら○○サビ系はすぐ見つかると思って

いたのだが、全く見かけなかったので、これから

出始めるという事なのだろうか?




    
そろそろ別の場所へ移動しよう。

び 「さて、どこへ行きましょうか?」

ei  「Cポイント」

び 「え〜!また行くの!? 何で?」

ei  「夕方の花に集まるんじゃないかと思って」

び 「何が?」

ei 「ツシマアメイロ・・・」

び 「・・・・・どうしても採りたいんだね・・・」

というわけで、言い出したらきかない eichanの運転

でCポイントへ向かう事になった。




   





   
もっといろいろな場所も見てみたいな〜・・・と思い

ながらも、どうにか見つけた良さ気なポイントで確実

に虫を採りたい!と考えてしまうのは、いたしかた

ない。 結局今回の滞在では島の北の方へは全く

行かなかったものね。


北まで行ってしまうと行くだけで相当の時間がかかる

ので、採集の時間が短くなる・・・というのもあったけど

一度くらい様子だけでも見に行ってもよかったかな。


ま〜、また来ればいいよ・・・・などと話しながら車を

走らせていると、あっという間にCポイントに到着した。




   
さて、eichanよ・・・思い切って掬ってみてくんなまし。


というわけで、午前中掬ったシイの花を再び掬い

始める。ハナムグリも午前中に比べると数が少なく

なったようだ。しかし、花の周りにはカミキリらしき

ものが飛ぶのが見える。


eichanもここを先途とばかりに長竿を振り続けるが、

ツマグロハナ、トゲヒゲトラ、ヒメクロトラといった

駄モノカミキリばかりのようだ・・・。




   
びおすけは脇の方で日陰の花を掬っていたが、

ネットの中に見覚えのないカミキリ?が入って

いるのに気付く。 


ん?・・・・ガガンボ?・・・いや、カミキリ?


ああ!これはっ!!




   
ベーツヤサカミキリ
Leptoxenus ibidiiformis Bates,1877



びおすけ、恥ずかしながら初採集である。


話には聞いていたが・・・なんともひ弱なカミキリ・・・。

びおすけの太い指でつまむと、簡単に壊れてしまい

そうな、華奢な体や脚である。さらに、体色や模様が

また儚げというか、むしろ「薄幸」なイメージすら漂わ

せる、かよわい虫であった・・・。


しかし!! そんな虫でも無慈悲に採集してしまう

びおすけなのであった!!むひひひ・・・。


すぐそばにホストのカゴノキも見られたので、納得。



他には足もとを歩いていたツシマオサムシを1頭

採集できたくらいで、これといったものは得ること

ができなかった・・・。


それなりの時間をかけて花を掬ったものの、目的

の虫が採れなかった eichan もがっくりと肩を落とし

て疲れ切った様子。


びおすけもあちこち移動した疲れが出てきたので、

早めに宿に戻る事にした。




   
う〜ん・・・やはり、暑さと歳には勝てないですな・・・。

二人とも、思ったよりも疲労が溜まっていたようで、

荷物もまとめないといけないし、今夜はナイターは

やめて、早く寝ることにした。


どこかで飯を食べようと路地裏の食堂などを探したが

ここっ!という店が見つからず・・・、結局大通りの明か

るさに誘われるように、ふらふらと島唯一の?ジャンク

フードショップ!?である モ○バーガーに入った。


都会に住んでる人間は、結局こういう場所が恋しく

なってしまうのだろうか・・・。


さて、残る行程は明日半日だけだ。

eichanと明日の行動などを打ち合わせながら、ハン

バーガーを頬張る びおすけであった・・・。




    




   
0508



   
お早うございます・・・。


今朝、初めて宿に朝食をお願いした。 まるで絵に

書いたような、正しい!?旅先での朝食セット!!

あさりの味噌汁と鮭がおいしくてご飯をおかわりして

しまった。


お世話になった宿のマスターにお礼を言って、重い

スーツケースを車に積み込む。


いよいよ、最終日だ。

毎日お世話になったコンビニに昼食と飲物だけ買い

に寄り道して、いざ、出発!




  
  
町中の立派な神社の背後には鎮守の森が控える。

虫がいそうだね〜・・・などと話していたが、ここで

虫を採っては怒られそうなので、入らなかった。


鎮守の森の背後には山の背が連なっている。


このように対馬市内の町はどこでも山が迫ってきて

いるのだ。

そして反対を振りかえれば、そちらは海である。


途中、立ち寄ったガソリンスタンドの女性が

「対馬には、自然しかないから〜」 と言っていたが、

その言葉が対馬の風土を簡潔にあらわしていると

思った。



   
さて、最終日最初の場所は・・・・


Cポイントである(笑!


eichan・・・・どうしてもツシマアメイロにこだわりが

あるようで、この場所はもうはずせないらしい・・・。


しかし、びおすけのアメイロ系に対するイメージから

すると、場所として少し乾燥しすぎてる気がするんで

すよね・・・。むしろ日陰の白い花系が良さそうな気が

するのだが・・・。


eichan,、最後(から二番目)の力を振り絞って花を

掬うが・・・・撃沈!!


びおすけもトビイロカミキリが採れたくらいで他には

ミドリとかツマグロハナとかの常連様だけであった。




    
さて、時間が惜しいので、次行きましょう!


いよいよ、その場所が対馬滞在最後の採集場所

となる・・・。




   
観光名所、万関橋。

今日も観光バスがとまっている。



さて、次の場所はどこかと言うと・・・・


みなさん、もう、おわかりですね・・・?


そう・・・・




   
Aポイントである(笑



eichan、最後にひと花咲かそうと決死の覚悟で

御神木へ向かう。




  
さて、いつもの御神木を二人で仲良く掬う。

eichanもいよいよ最後の力を振り絞って竿を振る。


今回、ヨスジアオの神様に見守られているかのよう

にツイている びおすけは早速1ペアGETした!


これは、ツシマアメイロの件で迷惑かけた るどちん

へのおみやげとして生かしたまま持ち帰った。


対馬産のカミキリ種類数を増やすため、そそくさと

伐採木へ向かう。




  
伐採木を見ると、ハラアカコブカミキリの姿が少なく

そのかわり他の甲虫類の数が増えている気がした。


前から欲しかったツシマムツボシタマムシの姿が!!


まず、撮影しようとカメラを近づけると・・・・

素早く逃げられてしまった!! くやしい!!

採ってしまえばよかった!!


あきらめずに伐採を見回っていると他にもタマムシ

の姿がちらほらと見受けられた。




  
すでに採集はしていたのだが・・・

せっかくなのでもう少しサンプリングしておこう・・・。




  
クロナガタマムシ大陸・対馬亜種
Agrilus cyaneoniger melanopterus



本土産のクロナガタマムシも前胸背が赤いのは

よく見かけるので、どこがどう違うのかはよくわか

らぬが・・・。

一応、亜種なのでありがたく採集しておこう・・・。





   
その時、またツシマムツボシタマムシがいたので

採ろうとしたら飛んで逃げた!!

追いかけて粗朶の中を見渡したが・・・・発見できず。


く・・・くやしいぞ!!
 



   
伐採木の場所に戻って材を見ると、ハラアカコブに

ちょっかいを出す、ミドリカミキリの姿があった。

触角で触って突っつくような行動をしていたが、何を

していたのか?


カミキリの世界にも「いじめ」があるのだろうか??




  
今日はやたらとミドリカミキリの姿が目立つ。

他の島だと「ミドリ」というと特産種だったりする事が

あるのだが、対馬のは本土と同じなのでいまいち

面白みに欠ける・・・。


その時、またしても今度はeichanがツシマムツボシ

タマムシを見つけて呼んでくれたが、これまた採集

に失敗!! チョーくやしいーーー!!


くやしーくやしーと騒ぎながら歩いていると、今度は

別の青い虫が地面すれすれに低空飛行してきた。




  
すかさず、反射的に網を振るとうまいことキャッチ!

網の中をのぞくと・・・・


「あああ!?」


まさかの!ヨスジアオカミキリであった。

しかも、採れたらいいな〜と思っていた「色変わり」

の個体じゃないかっ!!

びおすけ、今回の旅はヨスジアオについては、本当

にツイていた! 結局、11exs採集できたのだ。


そのヨスジアオをケースに入れようとしていたその時

今度は赤いカミキリが飛んできた!!


「ええ!まさかのモンクロベニ!!?」




   
・・・・・・ただの「ベニ」でした・・・しかも欠損個体。


びおすけ、やはりツイていたのは、ヨスジアオだけ

だったようだ・・・。




  
血圧が上がったり下がったりしながら、最後の最後

本当にラストの御神木!!


御神木を眺めていると地元の虫屋さんがいらした。

お話によるとこのケヤキは、やはりよく採れる木だと

いうことだ。たまたまこの木を見つけた びおすけで

あったが、運が良かったとしか言いようがない・・・。 


eichanもなんとか1頭追加でき、今回の採集は無事

終了となった。


さあ、、着替えて空港へ向かおう!




    
帰りの空港では、eichanが例のHIDライトの検査に

多少時間がかかったものの、無事通過する事が

できてひと安心。


早めに検査場に入ってしまったため、することが

なく、ぼけ〜っとしているうちに搭乗機が着陸して

きた。

う〜〜ん!!見れば見るほど小さい機体だ・・・。


そして、出発時間となり eichanとともに乗り込んだ。




   
いよいよ、対馬とはお別れである。


「何もないけど、自然だけはたくさんある島!

 ありがとう・・・!!また来るよ!!」





     
photo by eichan
無事帰宅してすぐに達磨さんに目を入れた!!


達磨さん、願いを叶えてくれてありがとう!!

今度お願いする時は、少し願い事を変えようかな。


「え〜と・・・達磨さん、達磨さん!!どーかどーか

 たくさん虫が採れますように!!

 えーとえーと、ヨスジアオとモンクロベニとミスジ

 ヒメハナとカンボウトラとアオバホソハナとサトウ

 ビロウドとチョウセンシロとツシマニセビロウドと

 ツシマヒメハナとツシマセダカコブヤハズとツシマ

 カタシロゴマフとツシマナカジロサビとツシマサビ

 とツシマヨツスジハナとツシマゴマフチビとツシマ
 
 ケシとツシマニイジマチビとツシマアメイロとツシマ

 ホソキリンゴとツシマハネナシサビとツシマ・・・・」




    



   
             END




   
           
 
THE INSECT HUNTER 2015
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