THE INSECT HUNTER
2014
0511
東京

THE INSECT HUNTER 2014


日曜日も遠出しないでホオノキる。



 
前回、GW中に遠出しないで、近場で 『サルナシの主』 をどうにか見つけることができた。


その際、同時に探したが見つからなかった 『ホオノキの主』。


知り合いの虫屋さんたちの情報をまとめると、記録では近い場所では5月初旬から、

今回のポイントでは通常、5月下旬から発生しているようだが、

今日のように晴れて暑くなるこんな「夏日」なら発生している可能性が大きい。


というわけで、奥さんと買い物のついでに、ちょこっと様子を見に行くことにした。



    




   
さくっと目的に到着し、設置されている温度計を

見ると、5月前半だというのに真夏のような暑さ。


ちょこっと様子を見るだけにしても、ハードな散歩

になりそうだ・・・。




  
早速目をつけていたホオノキを見に行く。

上を見上げれば、いやはや眩しいのなんの。

明るすぎて葉がよく見えない。

そしてあの特徴のある食痕もよく見えない・・・。




   
もう致し方ないので、竿を伸ばせるだけ伸ばし、

竿の届く範囲を出鱈目に掬うのみである。


腕と肩がだるくなってきたので、竿をするすると

手元に戻しながら網の中を確認すると・・・


なにやら網の中に青ぽい虫が・・・!


もしかして!




 
キターーー!!

何と、最初のスイーピングでゲットしてしまった!


 フチグロヤツボシカミキリ
 Pareutetrapha eximia (Bates,1884)


見ていた奥方に祝福されながら、ケースに入れる。

小さいが、間違いなくフチグロだ。




  
自分的記録では一番早い時期の採集となった。

前は同じような平地でも6月はじめの採集だったし、

その前、標高1300mを越すブナ林では、7月中旬

の採集だった。

さて、いることがわかったので別のホオノキも一応

見ておくか・・・。


と、その時、目の前に赤い虫が飛んできた。



 
 
ネットインすると、これは 『タケの主』 であった。


 ベニカミキリ
 Purpuricenus (Sternoplistes) temminckii
 (Guerin-Meneville, 1844)


さっきからタケの多い一角に赤い虫が飛んでいた

が、ああ、こいつだったのか・・・と納得。

リリースしようとしたが、上翅に黒星がついたタイプ

だったので、ゲットしておいた。




竹林にも日がカンカンと降り注いでいる・・・。


まあ、とにかく暑い・・・。



さて、ホオノキを見に行くか・・・。




    
一方、その頃うちの奥方は、単独近辺を徘徊して

おり、転がってる材などをチェックしてくれた。


話によるとまあまあ、面白そうな材もいくつか

見られたようである。




 
さて、びおすけ。

次の目についたホオノキを見上げてフチグロの

姿を追い求める。


やや枯れ枝の多い、衰弱した樹のようである。


上の方は、やはり食痕が見当たらない、ていうか、

よく見えない・・・。


されば、先ほどのようにむやみやたらと葉を掬って

みるしかあるまい。



 
  
なんとなく日当たりが良さげな葉を狙って

網で掬ってみる。


いくらなんでも、そうそう簡単にはネットイン

できないだろうな、と思いつつ・・・。




   
・・・・採れてる。


たまたま条件が良く、多く発生しているのだろうか?




   
この調子だと、今日いくつ採れちゃうの!?

と期待したが、案の定というか、それ以降は

全く姿が見れず・・・。

これだと生態写真撮るのも望み薄だな・・・。


ぼけ〜っと木を見上げていると、怪しい人影

が近づいてきた。




   
あれ?さっき遠目に挨拶した人だな〜と思ったら

よく見るとこの辺りの『主』ヘムレンさんであった。

あ、どうもご無沙汰しております・・!


そこにちょうど単独で付近を探索していた奥方も

戻ってきた。


というわけで、しばし歓談させていただき、この辺り

の希少な昆虫たちなど貴重なお話もうかがえた。




   
ヘムレンさんが、「そろそろフチグロも戻ってきて

るのでは?」とおっしゃるので、さっき採れた木を

見に行った。

ヘムレンさんが「前にこの辺に止まってたんです」

と指差した高さ約2.5mくらいの位置の葉を見る

と・・・・

「え?いるじゃん!?」

当のヘムレンさんもびっくり!




 
びおすけのヘタレカメラでもなんとか

この程度は近づいて撮ることができた!


おかげさまで生態写真撮れました!

ヘムレンさんのおかげです!

ありがとうございました。


この個体は撮影後、びおすけが有難く頂戴した。





   
ちょこっと様子を見てやろう・・・くらいの気持ちで

行ったのだが、目的以上の収穫があった。

ヘムレンさんにも久しぶりにお会いでき、お元気

そうで何よりであった。


また、ヘムレンさんのテリトリーにはちょくちょく

お邪魔させていただきますので、その節はどうぞ

よろしくお願いいたします〜。



  
   
END


  

   




   
 
先日、材から出たヤツボシシロカミキリ。


今日行った場所で、適当なサクラ(品種不明)の

葉を少し採って帰り与えたところ、ちゃんと齧って

いる様子が見られた。



今度はこの食痕をよくおぼえておいて、野外で

ぜひ、採集してみたいものである。






   
           
 
THE INSECT HUNTER 2014
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