THE INSECT HUNTER
2010
0907
長野

THE INSECT HUNTER 2010

   
ひとりつぶやき旅シリーズ
ながのる U




  
中央フリーウェイ

「ここ最近すっかりNULL続きだったので、気分一新してみようかな・・・」

「目先を変えて・・コブの自分的新規開拓なんか、いいんじゃない・・・?」


  
 
ポイント その1

「到着・・・とりあえずこのあたりから捜索開始・・・」

「いるとすれば、ここらはフジコブ・エリアだね・・・」



   
林 道

「まだどの木も草も葉が青々としていて・・・・枯葉なんてこれっぽっちも見えないね・・・」

「あるのは半枯れのヤマブドウくらいだけど、乾燥していてあまり状況は良くないね・・・」


   
 
アカハナカミキリ Corymbia succedanea (Lewis,1879)

「アカハナを見ると、『夏の儚き夢のあと』っていうイメージが湧くんだよね・・・」

「なんか、こう、切なくなってくるよね・・・」



 
    
植 林

「ほとんどがカラマツの植林なんだけど、所々にネズミサシがあるんだよね・・・」

「ちょっと早いけど、掬ってみようかな・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・クモしか入らないね・・・」

「・・・・やっぱりちょっと早かったみたいだね・・・」


   
 
林 床

「それはともかく、ササがないね・・・・」

「ササの変わりにシダが多いけど・・・」

「いずれにせよ、枯葉が無いので同じだね・・・」

「例え枯葉があっても、乾燥してパリパリだね・・・」

「こりゃ、フジコブは、いないね・・・」

「Uターンして戻ろうか・・・」



    
ホソクビナガハムシ Lilioceris (Lilioceris) parvicollis (Baly,1873)

「アカマツの伐採枝を叩いたら落ちてきた・・・」

「ルイスクビナガもそうだけど、この仲間はホストがいまいちよくわからない・・・」
  



    
ワレモコウ Sanguisorba officinalis 

「十五夜のお月見の飾り付けで、ススキと一緒によく供えられているね・・・」

「こういう造形的というか、ディテールのはっきりした草花って意外と少ないよね・・・」 



    
スズキコエンマコガネ Caccobius suzukii Matsumura,1936

「叩きながら歩いていたら、いつの間にかネットの上に転がってた・・・」

「あまりにも汚れてるので、最初何者かわからなかったけど・・・」
  



   
秋の空

「日に日に、空が高くなっている気がする・・・」

「でも、この暑さはでは、まだまだ夏って感じだね・・・」
  



   
秋の草

「だけど、まわりの植物を見ると、やっぱり秋めいてきているのがわかるよね・・・」

「ちなみに 『秋の七草』 は 『見て』 楽しむものらしいね・・・」

「食いしん坊の私としては、『春の七草』 の方がうれしい・・・」


 
   
アカハナカミキリ Corymbia succedanea (Lewis,1879)

「このアカハナ、もうボロボロだ・・・」

「もう、ますます悲哀を感じさせるね・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・というわけで、次のポイントに移動しますか・・・」

「・・・そうしますか・・・」
   



 




 
ポイント その2

「・・・はい。で、ポイント到着しました・・・」

「あら〜、ほら、すごい眺望だね・・・」

「ね〜、まん中のあれ、富士山・・・?」


  
 
富士山

「お〜。富士山だね〜・・・」

「だね〜・・・」
 


   
 
南アルプス

「お〜。南アルプスだね〜・・・」

「だね〜・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・そ・・・それはともかく、虫を探さないと・・・」

「そ・・・そうだね・・・。そこの林なんかどうかな・・・」
 



   
林 内 その1

「うわ〜!モミだ〜!!・・・」

「うわ〜!モミ怖いよ〜・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・もう、完全にトラウマになってるね・・・」

「いずれにせよ・・・乾燥しちゃってだめだね・・・」

「このあたりはタニグチ・エリアのはずなんだけど・・・」

「こんなんじゃ、採集どころではないね・・・」



  
林 内 その2

「う〜ん・・・やはり枯葉がないとね〜・・・」

「う〜ん・・・ここまで枯葉がないとはね〜・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「こりゃ、もしかして、NULLじゃないですか?・・・」

「う〜ん。NULLはイヤだね〜・・・」

「じゃ〜。既知産地、行ってみますか?・・・」

「こうなっては仕方ないので、行ってみましょう・・・」



 




   
既知産地

「ああ・・・また来てしまった・・・。今日は、自分的新規開拓が目的だったのに・・・」

「でも、無紋が採れるかもしれないよ・・・」

「あ、それいいね・・・」

「では、早速びーちんぐ開始・・・」
 


 
   
カメムシ様

「毎回毎回、まずはこのカメムシ様の洗礼を受けるよね・・・」

「もう、これ決まりだから・・・」

「でも、できることならカメムシを浴びずに・・・」

「タニグチを浴びたいよね・・・」

「それにしても、落ちないね〜・・・」

「落ちないね〜・・・」

「マルバダケブキの枯葉も、そこそこあるのにね〜・・・」

「これ、誰かが入ったあとなんじゃないかな〜・・・」


(※ 後に、そ,の誰かが うるちまさんであった事を知るとは、知る由もない・・・)



  
枯葉様

「もう、こうなったらマルバダケブキにこだわらないよ・・・」

「枯葉なら何でもいいから、叩いちゃおう・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」
 



  
タニグチコブヤハズカミキリ Mesechthistatus taniguchii (Seki,1944)

「あっ!・・・」

「きたっ!・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・NULLは、まぬがれたようです・・・」

「・・・よかったです・・・」

「でも、無紋じゃないよ・・・」

「そんな贅沢言うと、罰が当たるよ・・・」
 



   
カラマツ

「既知産地だけど、今日は少し捜索範囲を広げてみよう・・・」

「天気も良いし、運動がてら・・・」



   
ササ

「ササが多い・・・と言うか、ササばっかりだね・・・」

「落葉樹が少ないし、枯葉は少なそうだね・・・」



   
泥帽と湿原

「花はほとんどないし、少し寂しいけど・・・」

「でも吹く風は、とても心地よいね・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「さて、どうしようか・・・」

「せっかくだから、赤い時期モノを探してみようか・・・」

「たしか eichan が目をつけていた場所があるね・・・」

「夕方までには時間があるけど・・・」

「早めに行って、待機していようか・・・」

「では、出発・・・」



   




  
ケヤキ様

「さて、到着しました・・・」

「かなり太いのがあるね〜・・・」

「う〜ん、期待できそう・・・」



 
ケヤキ様

「この木なんか、なかなか良さそう・・・」

「時間は午後2時か・・・まだ少し早いよね・・・」
 


   
 
イラガ Monema flavescens Walker, 1855

「おっと・・・危険だねぇ〜・・・」

「うん・・・・足元注意だね・・・」



   
オトコエシ Patrinia villosa

「足元と言えば・・・ケヤキの根元にオトコエシが咲いてるね・・・」

「秋を感じさせる花だよねぇ・・・しかしずいぶんと小さい株だ・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「あれ?今一瞬、葉裏に何か見えなかった?・・・」

「うん。 何か 『赤いの』 が見えた気がするね・・・」


 
   
かくれんぼ

「あああ!チラッと、見えてるね・・・」

「あああ!本当だ!見えてるね、ちらっと!・・・」


  
  
アカジマトラカミキリ
Anaglyptus (Akajimatora) bellus bellus Matsumura et Matsushita,1933

「は・・・早くもGETしちゃいました・・・」

「やはり、この時間だと暑いから日陰で過ごしてる・・・っていう事なのかな・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「いや・・・ちょっと待って。今、オトコエシの花に何か飛んできたよ・・・」

「本当だ。しかも、私の目に狂いがなければ、赤くないですか・・・」



     
花上のアカジマトラカミキリ その1

「ああ!花に来るっていうけど、本当に来るんだね〜・・・」

「しかも、こんなちっぽけな花によくぞ、まあ・・・」



   
花上のアカジマトラカミキリ その2

「オトコエシの白い花に、赤いボディがよく映えるね・・・」

「あ、なんだか突然、セリ科の花によく集まる 『アカスジカメムシ』 を思い出してしまった・・・」

「いや・・・こちらの方が数段良いと思いますけど・・・」



   
獲 物

「ああ・・・ 夕方を待たずに2頭採れてしまった・・・」

「採れたよぉ〜って、eichan に報告しないとね・・・」

「ゴールデンタイムまで、あと2時間半か・・・」

「ひとりだと、時間を持て余してしまう・・・」

「それに暑いしね〜・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」



  
ケヤキ様

「・・・というわけで、それでも1時間くらい見回りしたけど・・・」

「それ以後、後続はなく・・・」

「少し早いけど・・・」

「あきちゃったから、帰りますか・・・」

「そうしますか・・・」

「しかし、またアカジマは拾ってしまったね・・・」

「うん・・・ケヤキの幹を徘徊する姿は、また見れなかったね・・・」



  
中央フリーウェイ

「・・・というわけで、お疲れ様でした>自分・・・」

「帰りは、釈迦堂ラーメンでも食べましょうか・・・」

「あ、いいねそれ・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「それでは、次回をお楽しみに・・・」

「ばっはは〜い・・・」



 
END



   
 
THE INSECT HUNTER 2010
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