THE INSECT HUNTER
2007
0707
長野

THE INSECT HUNTER 2007


                 
           
七夕の タナボタ採集 in 信州



   

この日、七月七日は全国的に七夕である。

世間一般では親子や恋人友達同士、手取り足取り商店街や観光地の七夕祭りに興じるものだが・・


子供が笹飾りや吹流しを振り回すがごとく、採集網を振り回し、

牽牛星が織姫星を追っかけるがごとく虫を追っかける。

これぞ虫屋の七夕祭り。


・・・・・というわけで今回は、びおすけ的 行ってみたい場所ベスト10にランクインしていた

長野の有名採集地にお邪魔するのであった。
   
小心者ゆえ、人が集まる有名採集地を敬遠する性癖のある びおすけであるが、

今回はお知り合いの方々とご一緒できるので心強い。


ブラブラ歩きながら、強運だけで珍虫を採る、元落武者こと まさくん。

その父で叩き網に命を燃やす、必殺仕事人 まさパパさん。

クールな観察眼と洞察力に加えて行動力で採りまくる うるちまさん。

さらに、珍虫タコ採り屋の異名を持つ、機動戦士 しんちゃんさんも現地入りするという。

有名採集地だから採れて当たり前。けれど採れなきゃ、ただのIMO。


さて、どうなることやら・・・・
 

  
 
地図を読むのが苦手で、方向音痴という、迷子指数

120%を誇る びおすけだが、案の定、道を間違えて

しまった。行き止まりにある立派な駐車場。おかしい

なぁ〜?Uターンせねば・・・と思ったら、近づいてくる

怪しい人影。見ると まさくんとパパさんではないか!

びお 「お・・・おはようございます・・・」

パパ 「み・・・道・・・どこで間違ったんでしょうね?」
い・・・いかん。同じレベルじゃ〜! 朝っぱらからこんな所で道草食ってる場合じゃないのに〜!


そこに、もう一人、見た事のある方が歩いてきた。数度お会いした事があるTさんだ。まさに天の助け。

Tさんに伺うと、今年は狙いの虫は発生がイマイチという事だが、他にも面白い虫が採れているらしい。

Tさんに目的地の行き方をお聞きすると、だいぶ先の方で道を間違えていたらしい・・・。 

後でその場所へ行かれるというTさんとお別れし、車で目的地目指して再出発。だが、方向音痴の本領

を発揮しつつ進むので、 「あれ?行き過ぎた?」 「あれれれ??何で農道に出るの??」


何度Uターンしたかわからないが、ようやくの思いで目的の場所にたどり着いた・・・・。
  

   


    

なんとも気分の良い、高原の朝の雰囲気を味わいつつ、車を止めてまわりを眺めていると、ひょこひょこ

と近づいてくる人が・・・。わっ!機動戦士しんちゃんだっ!

びお 「おはようございます〜」

しん 「おはようございます〜。お久しぶりですね〜」

お友達とご一緒に来られており、その方が綺麗な生態写真のブログで有名なKOH16さんであった。

お話によれば、すでにもう何頭か目的の虫を発見されたという。 いや〜・・・さすがです・・・。

どうも、うるちまさんがまだ来ていないようだが、目的の虫がもう活動してると聞けば、いても立っても

いられないので、早速採集準備をして、虫を探し始めた。

  
 
  
狙いの虫は、なんでもクロツバラという潅木の葉に

止まってるからそれを 「ひょい」 とつまめばよい、と

いう事なのだが・・・。まず、クロツバラという植物を

よく知らないので、すぐ見つかるのか心配していたが

全く心配に及ばず・・・。そこらじゅうクロツバラだらけ

なのであった。 これなら目的の虫もすぐ見つかるか

と思いきや・・・。
しばらく他の人の真似をして、葉の上や下をのぞきこみながらうろついてみるものの、いるのはジョウカイ

ばかりで、目的の虫の影も形も見られない。 まわりを見ればさすがに有名採集地。人が続々と集まっ

て来ているようだ。  うわぁ〜・・こんな状態で びおすけのようなヘタレに採れるのだろうか!?

  
挙動不審者を自覚しながら、うろうろしていると、以前

お会いした事のあるHさんがいらした。目的の虫につ

いて色々とお話をうかがうと、その虫の採り方を伝授

してくださったのだが・・・・。

なんでも「採ろう採ろう」と思ってはダメらしい。

網も持たずにぷらぷら歩いていると見つかるという。

う・・・嘘でしょう・・・・?

「嘘じゃないってば。 あっ!おった」  わっ!目の前で・・・ほんとに採ってるよ・・・この人・・・。 

「ね? こうやって採るもんだよ」  ・・・・お・・・恐れ入りました・・・。

びおすけも網をたたんで、ぷ〜らぷ〜ら。 「そうそう、その調子」

ほんとにこれで びおすけにも採れるのであろうか・・・・(汗

で、ぷ〜らぷ〜らしてると、後ろからせかせかと道を上がって来る人が・・・・。 おおっ!うるちまさん!

びお 「おはようございます!」

うる 「おはようございます。もう採れましたか?」

びお 「・・・・いや・・・全然・・・」

うる 「去年多く見られた場所があるので、そこに行きましょう」

びお 「よろしくお願いしま〜す」

Hさん、それじゃ〜ちょっとまじめに探してきます。 「おお〜!佃煮にするくらい採ってなぁ〜」

・・・・・む・・・・無理ポ・・・・・。

   

   
うるちまさんが教えてくださったポイントにも、やはり

たくさんのクロツバラが生えており、なかなか良い

雰囲気だ。 色も全然違うし、まったく似てないけど

そこそこ大きいのでジョウカイボンがいるとドキッと

させられる。まったく・・・嫌な虫だ・・・。

うる 「やつらが出てくる前兆としてモモグロハナが
    斥候のように出てくるんですよ」
びお 「へぇ〜。そうなんですか」

うる 「クロツバラの叩き網もけっこう効果的ですよ。でもあいつら、しっかり枝とかにつかまってて
    なかなか落ちてこないんですけどね」

びお 「今、叩き網持ってないから、とりあえずルッキングでやってみますよ・・・・と・・・・あ?」

   
   

あ・・・・    い・・・いたポ!!

  
一瞬、ムネアカクロハナカミキリかと思ったが違う!
これぞ目的の虫!信州名物!!

アカムネハナカミキリ
Macropidonia ruficollis PIC, 1902


緑の葉の上に赤と黒のコントラストが際立つ。
こりゃ、いればすぐわかるわ。・・・いれば、ね・・・。

と、いうわけで、びおすけ、珍しくも意外と早く目的の
虫を見つけることができた。

うる 「どうも、おめでとうございます」

びお 「意外とあっさり採れたんで実感沸かない・・」

でも、これでまずは一安心・・・。
  

   

    
後になって気づいた事だが、〆てしまうと胸の赤が

黒ずんでしまうようだ。酢エチでも亜硫酸でも結果は

同じのようなので、何か工夫が必要なのか?

それともキヌツヤハナのように、もともとそういうモノ

なのか・・・?

さて、その後だが、簡単には後続は見つからない。

いてもアカネカミキリとかピドニアとか・・・。

  
ふと気づくと朝食もとってない事に気づく。

パンでも齧ろうと思い、一旦車に戻る事にした。

途中気をつけながら歩いているとモモグロハナも

もう出始めているようだ。

Hさんがいたので、「おかげさまで1頭採れました」

と声をかけると 「1頭じゃ佃煮できないじゃないか」

びお 「・・・・・・・・・・」

  
車に戻ると、まさくんやパパさんもいて、自分と同じ

く、まさくんがかろうじて1頭だけ採れたようだ。


付近を捜すとモモグロハナは、噂どおり、かなりの

数が見られる。しかし、これもこの場所の特徴であり

他の地域では、こんなにまとめて見れることはまず

ないであろう。

    

モモグロハナカミキリ
Toxotinus reini (Heyden,1878)

  
さて、なんだかんだでもう時間は昼近くなってしまっ

た。アカムネハナは昼間にはあまり見つからないと

いう定説があるようで、あれほどたくさんいた人が

別の場所に移動してしまったため、いきなり場所が

空いてきた。しんちゃんとKOH16さんも別のポイント

へハンノキカミキリを採りに行かれたようだ。

自分らもせっかくだから他の場所を見に行こうという
ことにして、歩きながら花などを掬いつつ移動する事にした。

                              うるちまさん(左)と、まさパパさん(右)を盗撮・・・。

  


  


   


さて、途中花を掬いながら歩くが、いまいちコレといった虫は見つからない。

ミドリカミキリやチャイロヒメハナ、エグリトラなどあまり食指の動かないカミキリばかりである。

唯一良かったのは、まさくんがヤマトシロオビトラを採った事くらいか・・・。

移動先には、同所で去年大ブレイクした触角の長いトラカミキリの発生ポイントがある。

しかし、現在はホストのヤマブドウ材もほとんど無くなり、虫が見つかるかどうかは甚だ疑問だ。

でも可能性がまったく無いわけではないだろう・・・・。



ポイントに到着すると、話に聞いていたとおり、ヤマブドウの材は「カス」みたいのしかなく、過去にここで

たくさん採れたらしい・・・という遺跡のような状態。とても虫がいそうな雰囲気ではない。

でもせっかくだから、一応探してみるか・・・。


みんな、採れると思ってないので、おしゃべりしながら適当にぶらぶら探している。

びおすけも寝不足のため、あくびをしながら近くの粗朶を何気に見ていると、小さなトガリバアカネみたい

なカミキリが歩いている。「なんじゃ、トガリバか・・・。せめてスギノアカネならいいのに・・・」と思いながら

ひょい、とつまむ。 眼鏡をずらしてそのちっこい虫を見てみると・・・

   

あ?  あれ・・・?  ハ・・・ハセトラじゃないきゃ〜〜!!


ハセガワトラカミキリ
Teratoclytus plavilstshikovi ZAITZEV,1937

   
 
一同 「な・・・なぬぃ〜〜!!」

びお 「うひょひょ!採っちゃった採っちゃった!」


ハセガワトラカミキリ・・・・。憧れの超エレガントな

カミキリムシ・・・。びおすけ初採集です・・・(涙

それにしても小さい個体だが、もうしょぼい材しか

残ってなく、そこから羽化したのならうなづける。

         ちなみにピドニアとの比較・・・・→

 
ともかく、びおすけにとっては超貴重な1頭。

ハセトラを採集できたなんて、まるで夢のようだ・・・。


ほんと、遠路はるばる来た甲斐があったよ・・・。

まさに「棚ぼた」採集。何といっても七夕の今日、

年に一度、夢がかなう日なのであろうか?


でも本音は・・・もっと大きな個体が欲しいよ・・・。

 
道の先にカラマツが大半を占めるちょっとした土場が

ある。、見回りはじめてすぐにオオマルクビヒラタが

見つかり、さらにだいぶ小さな種類のカミキリを まさ

くんが1つ、びおすけが1つ採集した。

まさ 「これカラマツじゃないの?」

びお 「カラマツに来てんだからトドマツじゃないね」

まさ 「それともヒメマルクビかなぁ〜??」

   
左:オオマルクビヒラタカミキリ

右:ヒメマルクビカミキリ? or カラマツカミキリ?

シロウトの悲しさ・・・。

この手の種類はよく知らないので、カラマツカミキリ

だったらいいねぇ〜という事で落ち着いた。そもそも

ヒメマルクビ自体未採集だったので、こんなに小さな

個体もいるとは知らなかったのだ。

※カラマツではなく、全てヒメマルクビと判明しました

  
夕方にもう一度来てみよう、という事でここを立ち去

り、ハセトラポイントに戻る。

ここで、まさくんが引きの強さを発揮して、ハセトラ

1♂をゲットした。しかし、その個体の小さいこと・・。

あまりの小ささゆえ、とてもハセトラに見えないので

ヒメクロトラ○山亜種と称する事にした。

  

カラマツ土場で唯一見られた

ヒゲナガモモブトカミキリ
Acanthocinus orientalis OHBAYASHI ,1939

   

  
天気予報では曇り/雨っぽかったが、すごく晴れて

もう暑くて汗ばむくらいの陽気になってきた。

すっかり人気(ひとけ)の無くなったクロツバラの園。

我ら初心者は今がチャンスとばかりにアカムネハナ

を探して徘徊する。

しかしその虫の影も形もまったく見つからない。

定説は真実なのか??

お腹も空いたし、お昼でも食べようか、という事で

びおすけは車のリアゲートを開けて座り、目の前の

クロツバラを、ぼぉ〜〜っと見つめながら、おにぎりを

ほおばっていた。

「ん??」

そのクロツバラの根元から黒い影が飛び出し、下枝についた日影の葉に止まるのが目に入った。

「でかいカメムシかな・・・?」

おにぎりを齧りながら近づいてみると、そこには立派な体格の♀のアカムネハナがいた!

なんだ!真昼間でもちゃんといるじゃん! うひょひょ!これで1ペアゲットしたぞよ!


それにしても、真剣に探すといないくせに、気を抜いてる時に見つかる虫なんだなぁ〜。

こりゃ、Hさんがおっしゃってた「ぷらぷらしながら採る虫」というのは、まんざら冗談でもなさそうだ。
   

  


これに勇気を得て、再度アカムネハナ探索を開始した。

アカムネハナ以外にも、漆黒のヌバタマハナカミキリや橙色のソボリンゴカミキリなんかも見つけたい。 

さらにホンドヒメシラオビカミキリやモモブトハナカミキリ、ハンノキカミキリなど、採れると聞くカミキリは

枚挙に暇がない。時間がいくらあっても足りるという事はなさそうだ。

まさくんはハンノキカミキリ、まさパパさんはアカムネハナ、うるちまさんはヌバタマハナと各自思い思い

に狙っている虫を探しに散って行く。

びおすけはソボリンゴを狙って、食痕のあるツツジ類の前でしばらく粘ってみたが、ソボリンゴどころか

ヘリグロリンゴすら見かける事はできなかった。もう時期が遅いのかもしれない。
 

  
ソボリンゴ以外にも色々な虫を見つけてみたいので

あちこちに積まれた粗朶を見てみる。

アカマツの粗朶などのぞいてみるが、カミキリに似た

長い触角を持つクロオビヒゲナガゾウムシがいるくら

いで、肝心のカミキリムシの姿は見つからない。

暑いのでカミキリは姿を隠してしまったのだろうか?

たまにピドニアやエグリトラカミキリがいるくらいだ。



   
   

ヒメシジミ
Plebejus argus (LIN.)

   
カミキリが見つからなくて暇なので、道を踏み外してチョウなどを撮影していると、いつもこの採集記を

見てくださっているという、Hさん(前出の方とは別の方)に声をかけていただいた。Hさんと世間話など

をしている最中、ふとHさんの横の潅木に目が向いた。  「あっ!」

   

ハンノキカミキリ
Cagosima sanguinolenta sanguinolenta Thomson,1864

近くのシラカバあたりからこぼれ落ちた個体かもしれないが

Hさんに声をかけていただかなかったら見つからなかったかも・・・。

Hさんに感謝です。


   

すぐ近くにアカマツの倒木があったので、探してみると

ヘリグロアオカミキリとクビアカハナカミキリを同時に発見!

どうしようかと考えているうちに、ヘリグロアオが飛んで行ってしまった(爆)ので、

残ってたクビアカハナを撮影してみた・・・・。

  

クビアカハナカミキリ
Gaurotes (Carilia) atripennis
Matsushita,1933


びおすけの好きなカラカネハナカミキリに近い種類

で、とても綺麗な色をしている。

しかし、例年だと一ヶ月くらい前に採れるはずの虫

であり、この時期に見られる事はないはずらしい。

今年は、やはりどこかで虫の発生が微妙なズレを

生じているのかもしれない。

 
カラカネハナカミキリと言えば、ここでもなんとか1頭

だけ採ることができた。


カラカネハナカミキリ
Gaurotes (Paragaurotes) doris Bates,1884


もっとたくさん見られてもいいと思うのだが・・?

F林道産とはまったく色彩が異なり、明るい綺麗な

緑系の色彩でとても美しい。


   

   
   
うるちまさんからも聞いていたが、アカムネハナは

昼間は日影の木にいるらしいので、それっぽいクロ

ツバラを探してみる。

うってつけの低い木があったので、そっと近づいて

みる。

  
・・・いた・・・。


♀の大きな個体だ・・・。


さらに、そのすぐ近くに・・・・

 

♂の個体を発見!

  
う〜〜ん! 今日のベストショットかも・・・。

 
さらにクロツバラの枝先から今にも飛ぼうとしていた

ヌバタマハナカミキリ
Judolidia bangi (Pic,1902)

を発見!

撮影する余裕は無かったので、すぐにつまん

で捕獲した。

 
数的にはけして多くはないが、色々なカミキリが

採集できてかなり満足度高し。

他のメンバーもそれぞれ成果をあげる事ができた

ようで一段落気分。虫を探す時間よりも、おしゃべり

している時間の方が多くなってきた。もう一度昼に

見た土場を見に行こうということになり、車で移動。

  

   



   
カラマツの丸太には、相変らずオオマルクビヒラタが

多いのだが、他の木の丸太には不思議な事に何も

来ない・・・。仕方ないのでヒメマルクビヒラタの追加

を探す事にした。根気よく探してみると、ポツポツと

数が採れ、そう少ないものではない事を認識。

   

ヒメマルクビヒラタカミキリ
Asemum punctulatum BLESSIG,1872

 
しんちゃんとKOH16さんも合流して、ヒメマルクビ

探しをしていると、夕方のせいか、急に虫の動きが

活発になってきて飛び回るようになってきた。

まさ 「わ〜、飛んでる飛んでる!」

しん 「ちょっとパパさん、服にとまってるよ!」

パパ 「えっ?えっ?どこどこ??」

KOH 「背中にもとまってますよ!」
びお 「ぬ?首に何かついてる・・・・ヒメマルだ」

パパ 「他にもどこかにくっついてるんじゃ・・・」

びお 「うわっ、また首にとまった。勘弁して!」

しん 「こりゃ、人間トラップですね!」

こうしてヒメマル騒ぎも一段落し、最後に まさくんがハンノキカミキリが欲しいというので、ハンノキの

しんちゃんポイントに案内していただく事になった。


 

 

  
ポイントに移動中の カミキリキャラバン隊

   
ポイントに到着するとそこにはハンノキの若木が

たくさんあり、幹には成虫が後食した痕や・・・

 
幼虫が穿孔している形跡があったりして、数は相当

多いように感じたが、肝心のハンノキカミキリの姿は

全然見当たらない。昼間はそこそこ見られたような

のだが・・・。

しん 「おかしいな〜?」

KOH 「あっ!飛んでる!」
パパ 「自分も飛んでるのを見ました」

やはり、いることは確かだが、残念ながら生きたハンノキを手中に収める事は叶わなかった・・・。

ここで、カミキリキャラバン隊は解散となり、皆、思い思いに帰路につくことになった・・・。

   
ハンノキの葉上には他の虫が多く、このカミキリも

葉の上にちょこんと止まっていたのだが・・・。

はじめシラケトラかと思ったのだが、よく見てみると

シロオビトラのような気もしてきた・・・。

て、言うか、体の特徴を見るとシロオビトラのよう

なのだが・・・。  よくわからんです・・・。

※シロオビトラと判明しました

 
これまた、ハンノキならぬ びおすけ号に止まって

いたモモブトカミキリ系。

腿節の急なふくらみ方を見ると、ミヤマモモブトの

ような気もするのだが、自信は無し・・・。体色も赤く

ないし・・・。

※ミヤマモモブトと判明しました


それにしてもこの一帯は、色々な虫が採れて、実に

採集が楽しい。

もっと丹念に探せば、きっとさらに良い虫が色々と

見られるに違いない。

 

モモグロハナカミキリ
Toxotinus reini (Heyden,1878)


「また来てみたい!」

そう思う採集地ってそう多くはないけれど、この場所は、また是非来てみたいエリアだ。

遠いけど、行くだけの価値は十分あると思う。

有名採集地であるから、人が多いのは仕方ないけど、

この場所がいつまでも採集を楽しめる環境である事を願わずにはいられない。


現地でお会いできた諸先輩の方々、どうもありがとうございました。

同行のみなさん、どうもたいへんお疲れ様でした。

また、ぜひご一緒させてください。


END
    



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