THE INSECT HUNTER
2007
0430
神奈川

THE INSECT HUNTER 2007


                 
   
横浜の蝶 3種 〜幼虫編


  

・・・・と言うわけで、びおすけ、ついに入院しちゃいました。 現在はすでに退院したもの

の、まだ体調は不完全であり、完治するにもまだしばらくかかりそうです。
 
   
自分の体は自分が一番よく知ってるつもり・・・とはよく聞く言葉ですが、さにあらず・・・。

目に見えない日頃の不摂生は知らず知らずのうちに爆弾を溜め込んで、ある日、突然

外からも見える形で爆発するのです。


生まれて初めて体験した入院生活は、およそ2週間におよび、その間検査・治療する他

は寝てるだけという、非日常的な暮らし。初めはとまどってばかりでしたが、段々とその

状況にも慣れてきて、暇を堪能する余裕すらできましたが、終わりの頃はもう完全に飽き

てしまい、普通の生活に戻れる日の事ばかり考えるようになりました。


物事全て、まずは健康である事から始まる。

普段は当たり前の事のように思うけど、この事を再認識する良い機会となりました。


今は入院生活で衰えた筋力と体力を、早く元に戻す事が課題です。担当医の先生から

も運動として歩く事を薦められているので、いわゆるウォーキングというのでしょうか、

まずは外に出て歩くこと。で、趣味と実益を兼ねて・・・となると必然的に「横浜@いつも

の場所」に行く事になります。家から比較的近いし、道もそれほどきつくないし。

今回は何を採集するというのでもなく、体と心の調整と足慣らしってとこでしょうか。


・・・とは言え、ちょっと確認したい虫もいる事はいるんですよ。いつもとは少し趣が異な

りますが、3種類の蝶を探してみたいと思います。3種類ともこの時期は幼虫なので、

慌てず、ゆっくりと観察ができるので、リハビリの対象としては、ピッタリなんです。




・・・で、出かける前にちょこっと、自分の入院生活を振り返ってみたいと思います。
 

         
びおすけ@入院生活
      
病室

こんな部屋に半軟禁生活。

こんな場所でぼぉ〜っとして

ると、ますます病気が悪化し

そうな気になるのは私だけ

でしょうか?
        
      
点滴

痛そうでしょ・・・?

入院してから退院の日まで
点滴の針が刺しっぱなしな
んです。耳鼻科で入院した
のですが、その治療で点滴
が必要となり・・・。

でもその副作用で内科にも
かかる事になり・・・。

     
食事

入院中の唯一の楽しみは

日に3度の食事!この単に

「食べる」という行為がこれ

ほど重要なイベントになろう

とは・・・・!

夢にも思いませんでした。
検査の結果食事療法も必要

と判断され1日1500kcalの

制限をされ、現在も続いてい

ます。今まで暴飲暴食偏食

が過ぎた結果です。しかし、

この少なさでは体力が・・・。
病院の食事ってまずいって

イメージがあると思うんですが

最近は味もよく研究されて

いるようで下手な民宿の食事

よりうまいです。

しかし繰り返しますが、

この量では体力がもたない!
    
   
グッズ

暇にまかせて院内を徘徊し

ていたら発見しました!

ビニール手袋みたいなんで

すがその名も「タケトラ」!
  
   
   

・・・・と、いうわけで・・・
       
0430
横浜@いつもの場所
    
  
さあ!久々のフィールドなの

で気分がゾクゾクします。


ちなみにMSM-10ゾック

・・・・・・。

   
よく晴れて本当に気持ち良い

日です。ただけっこう暑くなり

そう・・・。今日は(も?)ナビ

ゲーターとして蝶屋のうめちゃ

んが同行してくれました。

だって、今日確認したい虫は

チョウなもので・・・。

   
エノキの幼木。

今日のお目当てのひとつが

このエノキにつくんです。

でもいきなりは発見できず。

ま〜当たり前かぁ〜・・・。

   
ミツバウツギも花盛り。

枯枝を探したけど、コジマや

コボトケは発見できず。

   
フジの花も真っ盛り。

クマバチがえらいたくさん

飛んでいて、とても落着いて

花見をできる状態ではあり

ません。・・・・むしろ危険。

   
さて、お目当てのひとつが生息する湿地のハンノキ群落です。  

  
早速、うめちゃんが見つけました。虫の「巣」です。一枚の葉を合わせて作っています。 

   
こんなのとか・・・・・

     
こんなのとか・・・・。「巣」はけっこう数が多いみたいです。

さて、何の「巣」でしょうか?

確認のためちょっとだけ葉を開いてみましょう。
    
  
・・・・・いました!


ミドリシジミの幼虫です。

いわゆるゼフィルスの仲間。

成虫はキラキラと光る緑色の

羽を持ち、まさに生きる宝石

のようなチョウです。

     
「巣」は外敵から身を守る為

に作るらしいのですが、「巣」

の外で活動している幼虫が

見当たりません。しばし探す

事に・・・。

うめ 「あっ!いたよ!」

  
他のゼフィルスの幼虫がもっと「草履」みたいな格好をしているのに比べると

同じように平べったいものの、やや細長いかな?という印象を受けます。

 
同じくハンノキの葉の「巣」

ですが、こちらは若干印象

が異なる気がします。

葉を2枚使ってるんですね。

試しに開いてみると・・・

   
ああ〜、何やら蛾っぽい蛹です。体をグリングリン回して動いてます。

やはり、ミドリシジミの「巣」ではありませんでした。

  
ミドリシジミの幼虫を確認で

きて、これで一応目的の一

つはクリアです。



さて、次のターゲットは・・・。
    
  

   
場所を少し移動して・・・

さっきと同じく湿地のハンノキ

林になりますが・・・。

  
こちらはイボタノキです。

数はそれほど多くはないよう

ですが、それでも広い範囲

に生えています。


イボタノキは湿地の中や縁に

多いので観察するには長靴

が便利です。湿地以外にも

イボタは生えていますが、

なぜかそのような場所には

目的の虫は見られないよう

です。

 
ブルーメタリックがとても

美しいカワトンボ。

  
   
横浜のど真ん中に、こんな

環境が残っているなんて!

今日はカワセミ狙いのバード

ウォッチャーの人たちも多く、

自然を堪能されている様子

でした。

   
早速イボタの葉を見てまわる

のですが、さっぱり見つかり

ません・・・。う〜〜ん。


うめ 「いたよ〜」

お!さすがです!


まるで形は初代ウルトラマンに出てきた二次元怪獣ガヴァドンみたいで、

体色は ガマクジラのようでありますが・・・。

ウラゴマダラシジミの終令幼虫です。

イボタの葉の色と体色が、もう全く同じなので、食痕などを手がかりに探さないと

ものすごく見つけにくいです。

    
とりあえず、二つ目の目的
も確認する事ができました。

しかしながら、ここのウラゴマ
はだいぶ数が少なくなってい
るように思われます。


  
     
さて、残る最後。 3つめの
狙いは・・・? 

放蝶の結果あちこちに定着が
確認されている微妙な存在の
蝶です。

エノキにいるはずなんですけ
どねぇ。でも、エノキなら何
でもよいというわけではない
ようです。

 
エノキはエノキでもしょぼい
幼木についているらしいの
ですが、どれくらいしょぼい
かと言うと、そりゃもう、めちゃ
しょぼい木についてるらしい。
枝先の葉が食われているか
どうかがいる、いないの判断
材料となるようです。で、探す
事しばし・・・。

うめ 「見ぃ〜つけたぁ〜!」

う〜ん、さすがは蝶屋・・・。

   
ていうか、これケヤキじゃん。

ん?隣にエノキがあって、葉
を喰いまくり蛹になるために
隣のケヤキの幼木に移動した
という事ですね!?

それにしてもデッカイ!どうも
終令幼虫のようです。

     
その重みで枝が下垂している。 ゴマダラチョウの幼虫とは似てるけどやはり違う。

アカボシゴマダラ の幼虫です。

白い毛の模様が、葉のうぶ毛にそっくりで、よくまあ、真似たもんだと驚嘆しますね。

     
これで一応、見てみたかった

横浜のチョウ、3種を確認する

事ができました。

ナビゲーターのうめちゃんに

感謝です。
   
 
     
と、言うわけで、久しぶりに

フィールドに出かける事がで

きましたが、これも健康だか

らこそできる事。

皆様も健康には十分注意さ

れて、虫ライフをエンジョイし

てください。
       
  
         

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