THE INSECT HUNTER
2007
0128
東京

THE INSECT HUNTER 2007


                 
     
        
カミキリシーズン到来!?




ここ最近、すっかりオサムシづいている びおすけは翌日のオサ掘り遠征に向けて着々と

準備を進めていた。あのオサムシを採るにはどうしてもそこに行かなくてはならない。

「ふぅ〜、やれやれ・・・」ちょうど びおすけ号に荷物を積み終わった時、携帯が鳴った。


KAN 「ちょっと確認しておきたいカミキリがいるんです。よかったら一緒に行きません?」

びお 「は〜〜い!行きます、行きます!」


こうしてあっさりとオサ掘りを中止した「にわかオサ屋」な びおすけは、KANさんが探す

予定だという「アレ」や「コレ」に出会える希望に胸を膨らませながら寝床に入った・・・。

 

        
KAN 「おはようございます」
びお 「おはようございます」

久々にお会いしたKANさんは
以前よりもむしろ若々しくなら
れたような??

しかし、その熟練度はさらに
進化しているようで、待ち合わ
せ場所に来る前に寄り道を
して、あっさりとヨコヤマトラの
蛹を採集されていた。
びお 「おわっ!もう?早△×○〜¥・・・・・」

KAN 「畑の脇の枝を折ったらあっさりと出てきました」

びお 「むむ〜・・・(やっぱりこの人は異常だな・・・)←良い意味で」

KAN  「では早速向かいましょう」

びお 「は〜い」

       
   
   
車を置いて歩き出す。

びお 「ところでそのメディオ
   の材ってどんな感じの
   なんですか?」

KAN 「モミがドォーンと倒れ
    てるんです」

びお 「・・・・なんかすっげぇ〜
    斜面とか降りるんじゃ
    ないでしょうね・・」
KAN 「いや。全然そんなことないです。楽勝な場所ですよ」

びお 「むむ〜・・・(奄美でハブのいるジャングルを走り回る人だからなぁ〜・・)」

KAN 「最近はすっかり体力が衰えて・・・・」

びお 「むむ〜・・・(どこが・・・?)」

KAN 「ほら、もうそこですよ」

びお 「おお!これですかっ!」

ドォーーーン!! 

     
びお 「・・・・でもまさかこの中にいるわけじゃないよなぁ〜・・?

KAN 「もちろん。枝が狙い目ですよ」

びお 「太いの?細いの?」

KAN 「いろいろな場所に入ってますよ」

びお 「では・・・まずはチャレンジ・・・」

KAN 「成虫が入ってるかもしれないから気をつけてください」

びお 「は〜い」

  
・・・ていうか、枝が多すぎて

どれを選ぶか迷ってしまう。

適当に樹皮を削りはじめる。

KAN 「いやぁ〜脱出孔が
   けっこうあるなぁ〜」

びお 「みんな出ちゃってます
    かね〜?」

KAN 「かもしれません」
しかし、こんな優良物件はめったにお目にかかれないであろう。 実際、KANさんは以前

ここで、メディオの幼虫や前蛹を採集されているので、こんな夢と希望の持てる採集は

おいそれとできるものではない。全く有難い事です。


しばらく適当な枝と格闘するが、何も発見できない。KANさんはルッキングで野外越冬

中の成虫を探しているようだ。


びお 「う〜〜ん。手ごたえがさっぱりありません」
     
   
KAN 「これ。脱出孔がありま
    すけど、こんなのが
    有望ですよ」

びお 「ほほぉ〜!

有望な材にはある特徴が見
られるのだ。

ヒントは2004年6月15日の
採集記を見るべし。

KANさんの教えを受けて、それらしい材を主体に削りはじめる。樹皮下には確かに食痕

が見られるようになった。しかし、食痕をたどっていくと脱出孔につながってしまう・・・。


KAN 「う〜ん。出ないなぁ〜・・・」

びお 「出ませんね〜・・・」

そんなに簡単に出なくて当然なのだ。以前多く見られたと言っても、少なくとも自分の

中ではメディオは大珍品なのだから・・・。

黙々と材を削る二人・・・。


しばらく経ったその時・・・



   
びお 「あ”あ”あ”〜!!」

何かいるぅ〜!
  
  
えっ??

 
メディオならぬラギウムでした・・・・ _| ̄|○

でもいいんだぁ〜!



実はここのホンドハイイロ

ハナはまだ持ってなかったり

して・・・・(恥
    

  
材と格闘するKANさん。

何か出そうですか〜?
   

   
ハナカミキリ系の幼虫は

たくさん出るんですけどね〜

(脚がついてる系はハナ系)


メディオは一体どこに!?

今度は少し目先を変えて細めの材を狙う事にした。樹皮を削るとあっさりと食痕が!

びお 「あっ!幼虫いた」

んんんん〜・・・?? 何となくだけど今までのとはチョット違うような・・・??
    

あなたはもしかしてメディオ様ですか?

     

   
いまいちよくわからんのでKANさんにお伺いを立てた・・・・・。



  

KAN 「・・・・・・うん!メディオです!」

びお 「おおお〜!!」



やっとの事でメディオを手中にする事ができた・・・・。うううっ・・・(感涙


その後、もう1頭メディオ幼虫をゲットし、KANさんが採集された幼虫を1頭いただいて

少なくとも3頭はメディオを得ることができた。


時に、ここで得られるゴマフカミキリ系にはもう1種カタシロゴマフという普通種がいる。

その幼虫も少なからず採れる(採れてしまう?)のであるが・・・。

両種の区別がイマイチわからんのであります・・・・il||li _| ̄|○ il||li

KANさんがおっしゃるには「喉のとこが違う」という事なのですが・・・。
    
 
カタシロゴマフカミキリの幼虫

メディオより若干体格もよい。
喉の部分はわりかしツルッと
した感じ?


 
メディオ
(ヨツボシシロオビゴマフカミ
 リ)の幼虫

喉の部分に特徴があると
いうことなのだが・・・。
確かに何か隆起っぽいのが
ありますね?

でもこれって野外じゃわかん
ないよ〜!

    
たまたまかもしれませんが、

びおすけがメディオを出した

材はこれくらいの太さでした。

ナタの柄と比べてみて下さい

   
材と格闘するKANさん


そろそろ移動しますか?

成虫はまた今度探しましょう

    
   


   
さてと、次のお題はヨコヤマ

です。今朝KANさんが採った

蛹を見せていただき、何か

これまでと違う違和感を感じ

ていたのですが・・・。



ともあれ、クリ畑に到着です。

KAN 「びおさん、いましたよ〜」

びお 「えええ!もう??早っ!(この人やっぱり変だよ・・・・)」

KAN 「ほら、こんな枝に・・・」

びお 「むむむ〜・・・」
 
  

その枝を見せてもらい びおすけは愕然とした!

そうか!今朝感じた違和感はこれか!

枝が細い!細すぎるのである。 びおすけが今までイメージしていたのは少なくとも

鉛筆の太さくらいのものであった・・・・。が、これはもはや・・・・。
   
こんな感じね・・・・

   
う〜〜〜ん・・・。


今までのイメージから脱却す

るのに苦労しそうだ・・・。

ヨコヤマの特徴の枝の切口も

いまいちリンゴカミキリのよう

にハッキリしたものではない。

  
もうこうなったら、適当にそれ

っぽい枝を取ってみるしかな

さそうだ。


ちなみに高枝切りハサミは

必需品です。

       
とにかく、新しいイメージは

「スゴク細くてピョコン」

これである・・・。

スゴク細くてピョコンな枝を

切り取って確認する。

樹皮下はけっこう食痕がある

のだが・・・。
高いクリの枝先を見回していると、もう早、目が回ってくる@@

お!これいいじゃん!と思う枝があっても、すでに抜け殻でクモやアリが入っていること

も多い。先っぽが枯れていてもその根元がまだ半生くらいじゃないとダメなのだ。


もう何本そんな枝を切り取って見ただろうか・・・。

さすがのKANさんも、その後追加を得られていないようだ・・・。


もうこれで最後と思って適当に切り取った枝。樹皮を指で削るとポロッと空洞が見えた。

びお 「え・・・・これもしかして??」

  

ヨコヤマトラ!!キタコレッ!!

    
んん〜!? たぶん間違いないと思うけど、KANさんに鑑定してもらおう。

びお 「こ・・・・これ、そうですか?」



KAN  「・・・この丸い前胸!間違いなくヨコヤマでしょう!!」

びお 「おおおお〜!!」


やっとの事でヨコヤマトラを手中にすることができた・・・。うううっ・・・(感涙
 

かなり細い材に入っていたのでヒメクロトラというオチではないかと心配したが、一応

だいじょうぶそうである。


はぁ〜・・・・もうすっかり満足です・・・。

しかし、他の場所ではもっと

太い材に入っているとも聞く。

所変われば・・・という事かも

しれないが、やはりその場所

に合った見つけ方をしないと

いけない、という事なのかも

しれない。
  
   
クリ畑を探索するKANさん

   
今日は本当にいろいろと勉強

になりました。


KANさん、どうもありがとう

ございました。またご一緒

させてくださいね。

   
おまけ・・・ナルトじゃないよ!  オオトラの古い食痕です
     
    
    

THE INSECT HUNTER 2007
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