THE INSECT HUNTER
2006
0603
神奈川
THE INSECT HUNTER 2006

                 

            
               戯曲「虫屋な人たち」



(6/2 メールにて)

まさ 「ホシベニ・ヤツメ・クビアカトラ・チャボヒゲナガ・ドウボソ狙いで 『K』 に行きます。
    クビアカトラは まさパパが一度採り逃がしているので採れるはずです」

びお 「クビアカトラ採りたいので一緒に行きたいです。そういえば 『A』 はどうですか?」」

まさ 「まさパパに聞いて時間連絡します。 『A』は、しまちゃんさんに聞いてみます」

びお 「了解しまスた。 こちらは7時頃に現場到着予定です」

まさ 「では こちらも7時頃に行きます」




(6/3 現場にて)

・・・・・・・・・・・・・雨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・雨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・雨・・・・・・・・・・

   (道端で びおすけが濡れた粗朶を見ている。 まさ号が近づいてくる。)

びお 「おはようございます」

まさ&パパ 「おはようございます。降ってますね・・・」

びお 「うん・・・・では、帰りますか・・・」

まさ&パパ 「(笑) 駐車場に車置いてきます」

   (びおすけ 駐車場に戻る)

びお 「雨はともかく、気温が上がらないとどうしようもないです。」

まさ 「使わないと思うけど、一応ネット持っていきます」

びお 「少し小降りになりましたね。」

パパ 「どのルートで行きましょうか?」

びお 「とりあえずチャボヒゲナガならすぐそこで採れると思います。」

まさ 「ではそこへ行きましょう」

   (一同、トボトボと歩き始める)
  

   
       
まさ 「ガマズミ終わってます」

びお 「クリは咲き始めですね」

まさ 「ラミーもいない・・・」

びお 「お、ヒシカミキリだ」

まさ 「プッ・・・」

びお 「最初に見つけたカミキリを採っておくと後で
    イイものが採れるってジンクス」
    
   

      
(雨のミカン畑にて)

まさ 「どういう状態の木にいるんですか?」

びお 「適当に探せばいるよ」

まさ 「お!おった!」

びお 「見つけるの早っ!」

まさ 「早くも目標達成w」
  

  
びお 「ほら生木部分の樹皮を齧ってるよ」

まさ 「枯木じゃなくて生木食うんですね」

びお 「枯木は産卵用だね」

まさ 「まだまだいますね」

びお 「タコ採れw」

まさ 「うひょひょひょ」

 


アトジロサビカミキリとチャボヒゲナガカミキリの2ショット

   
まさ 「そこのスイカズラでシラハタ採れるんですよ」

びお 「ほぉ〜どれどれ・・・。何もいないじゃないか」

まさ 「ほらそこに食痕がある」

 (まさくん、ネットで蔓を掬う)

まさ 「ほら、いましたよ」

びお 「ムキュ〜!」
まさ 「さて、この後どうしましょうか?」

びお 「まだ雨降ってるけど・・・。 もう 帰ろうか?」

まさ 「まだ早すぎますよ。 とりあえず山一周しましょう。山頂の方でホシベニが採れれば
    いいんだけど・・・。」

パパ 「先日来た時はマユミでスギノアカネトラが採れてるんですよ」

びお 「トガリバアカネじゃなくって?」

パパ 「そう、スギノアカネ。その前に来た時は・・・・」

びお 「パパさん・・・年がら年中 ここ来てるでしょ・・・・?」

パパ 「ええ、仕事の合間にね。昼時とか、ちょっと小一時間見てまわったり・・・」

びお 「・・・・(どういう仕事やねん・・・)」

   
(雨の遊歩道にて)

びお 「叩き網が濡れて重い・・」

まさ 「下手に叩いてクモの子散らさないで」

びお 「うん・・・お?なんだ?」

まさ 「キボシだ。時期が早いですね〜」」

びお 「うん。ここのは亜種でね」

まさ 「プッ!」

びお 「特徴は梅雨前に活動を始めるという・・・」

まさ 「それ以外の特徴は?」

びお 「無い」

まさ 「・・・・・・。あ、ラミーだ」
    
びお 「やっと姿を見せたか」

まさ 「雨が上がってきましたからね」

びお 「気温が低いから飛ばないね。
    撮影しやすい・・・」

まさ 「とりあえず見るだけ」

びお 「ここのラミーは亜種で・・」

まさ 「もう、ええちゅうねん」
     
  
  
(土場にて)

パパ 「この先にいい土場があるんです」

びお 「おお!ほんとだこりゃすごい!」

パパ 「先日はホタルカミキリが大運動会をしていたんですが・・・この天気では・・・・」

びお 「ええ、残念ですね・・・」

まさ 「あ、あれオニグルミ? 今まで藪の向こうだったから気づかなかった」

びお 「何かいるのかな?」

まさ 「オニグルミノキモンが採れているらしいんです」

びお 「げっ!こんな所で採れるの?」

まさ 「わからないけど・・・。一応掬ってみよう」

 (まさくん、オニグルミの方へ去る。その間、びおすけはクリ畑のクリでシラホシ・シナノクロフ・
  アトモンマルケシなどの駄物を採る)

まさ 「びびびびびびびびび びおさ〜ん!採れたぁぁぁ〜!」

びお 「うそ?まさか・・・」
 
まさ 「オニグルミノキモン!」

びお 「げっ!まじか!」

まさ 「もう腕が痛い・・・」

びお 「よかったね!おめでと!よし、おいらも掬って
    みようかしら・・・。
    あ、あれ?継ぎ竿の3段目がないっ!」

まさ 「ありえねぇ〜!
     2段分じゃ届かないですね・・」  

   
 
(再び遊歩道にて)



びお 「キメラだ」

パパ 「おお、これよく灯火に来ますね・・・」

びお 「それにしても天気悪いのに人が多いですね。
    一体何をしに来てるの?」

パパ 「向こうも同じ事言ってますよ、きっと。」
   
まさ 「こっちの方がもっと怪しいカッコしてるしw」

びお 「健康ブームなのかな?」

パパ 「ここらからタブが出始めるんだけど・・・ホシベニいないですね〜」

びお 「ここはホシベニ少ないですよ」

まさ 「どんな感じで付いてるんですかね?」

びお 「真っ赤だからひと目でいるのはわかりますよ。葉っぱの先に付いてる事もあるけど太目の枝の
    樹皮を齧っていたりします。後食痕はまるでガムテープを枝に貼りつけたように四角くなってるよ」

まさ 「なるほど・・・。それにしてもいないなぁ〜・・・。そういえば先日はそこのニシキギにスギノアカネ
    トラがいたんですよ」

びお 「え?ニシキギに?どれどれ・・・・・あっ!
    アメイロがいた!」

まさ 「偶然雨宿りしてたんですね・・・」

びお 「ラッキー〜!」

パパ 「この先にマユミがありますよ」

びお 「マユミって花はしょぼいけど、集虫力がある
    んですよね〜。どれどれ・・・・。
    うう〜ん、トガリバアカネばっかり・・・」

   
まさ 「あ、晴れてきた!」

びお 「う〜〜ん、さすがおいら晴れ男!」

まさ 「ぷっ・・・」

知らないおばさん 「あの〜何採ってるんですか?」

パパ 「え〜と・・カミキリムシを(以下ry)

びお 「質問攻撃が始まったね」

まさ 「ええ、先を急ぎましょう」

    
びお 「またこの道通ってるけど、一体何周するの」

まさ 「あ、さっきのラミーだ」

びお 「気温が少し上がってきたので動きはじめ
    たね」

パパ 「こりゃ、あの土場に行けばイイモノが採れる
    かもしれませんよ」

びお 「行きましょう!」

  
  
(再び土場にて)

びお 「すげぇ土場だなぁ〜・・・」

パパ 「あ、ほらホタルカミキリ出てますよ」

まさ 「先日に比べると少ないね」

びお 「亜硫酸固定用に採っておこ」

まさ 「あ、良さげなナガタマが!」

びお 「それ!三方からかかれ!」

  

パパ 「採った!」

まさ 「ああ!これカッコイイ!はまりそう」

びお 「今度いたら おいらにもちょうだい」

まさ 「びおさん、早速いましたよ」

びお 「おお、ありがとう! でも、なんだか次々に
    飛んでくるね・・・」

 (シラホシナガタマムシに一同、魅了される)

  
パパ 「これゾウムシですかね?」

びお 「お!アシナガオニゾウムシですよ。どこに
    いましたか?」

パパ 「あっちの倒木にベタベタついてました」

びお 「行ってみよ」

まさ 「ああ〜!クビアカトラ!」

びお 「えっ!?いたの?」

まさ 「落としちゃった・・・・」

  
びお 「・・・・とりあえず、アシナガオニゾウムシ見てこよう。 あ、すごいな!いっぱいいるわ」




まさ 「びおさ〜〜ん!クビアカトラ!あ、何頭かいる! げっ!また落とした・・・・」
  
びお 「何してるん!今行くからちょっと待って・・・」

まさ 「あ、捕まえた!ほら見てください」

びお 「おおお!ほんまにクビアカや! それにとてもデカイ!」






まさ 「あ、そこの丸太の上にも・・・。写真撮ります?」

びお 「撮る撮る。ダメもとで撮る。動くなよぉ〜動くなよぉ〜・・・。あ、ダメだ逃げる!」

まさ 「目と目が合っちゃいましたね」

 (びおすけ 思わず逃げるクビアカを押さえつける)

びお 「ぎゃっ!脚が取れた!」

まさ 「だめですね〜・・・。あ、びおさんのネットに何かついてる!」

びお 「え?え?え?どこどこ?」

まさ 「あ、なぁ〜んだ、ウスイロトラだ。ムネマダラだったら奪ったのに・・・」

パパ 「なんかホタルがいっぱいいよる。あ、違うタマムシだ」

びお 「それよかクビアカ探してください」

まさ 「さっき逃がしたヤツ、いるはずなんだけどなぁ〜」
   

びお 「あああああああ〜!!おった!」

まさ 「♀ですか?」

びお 「撮影成功! んでゲット〜! ・・・でも♂だ。小さいや・・・。」

 (大騒ぎの末、全部で6〜7頭をゲット)

まさ・パパ・びお 「はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・」

   
びお 「あああ、クビアカトラ、かっこええな〜」

パパ 「さて、そろそろ『A』に行きますか?」

びお 「あ・・・でもまだデカイ♀採ってない・・・」

まさ 「しまちゃんさんからメールです。フチグロヤツ
    ボシ・シラハタリンゴいるそうです。フタコブ
    ルリ採ったそうです」

びお 「行きましょう」

 (良い土場に後ろ髪を引かれながら『A』へ移動)

  
  

   
    
(『A』にて)

(しまちゃんさんと合流。挨拶もそこそこに例の場所
 に案内していただく)

しま 「そこです」

びお 「え?え?こんな場所で?」

しま 「ええ、いますよ。え〜とその一番手前の葉」

パパ 「双眼鏡で見ればわかります。しまちゃんさん
    は目が良いのですぐ見つけちゃいますが」
びお 「え〜〜と・・・。この葉っぱですよね?」

しま 「そうです、そうです」

パパ 「あ、ネットに入りました」

びお 「あああ〜!なんじゃこりゃ〜!!」
   

びお 「2頭いっぺんにゲトーーー!」

パパ 「うふふふふ」

びお 「本当にいるんですね〜。すごいや。素晴らしい!」

パパ 「うふふふふ」

しま 「採っても採っても次から次へ飛んできますよ。ほらあそこの葉っぱにもいます」

びお 「・・・・・(全然見えないYO)・・・・ここらですか?」

しま 「それです、それです」
  
びお 「うひゃ、ほんとだ」

パパ 「うふふふふ」

びお 「パパはもう採らなくていいんですか?」

パパ 「ええ、私たちは前に十分堪能しましたので」

びお 「そうですか・・では遠慮なく・・・」

(びおすけ 短時間にフチグロ5頭ゲット)

パパ 「どうです?いい場所でしょ?」

  
びお 「しかし一体どこでこんなに発生してるんだ?」

しま 「その切株なんですよね」

びお 「これですか!この切株で累代してるのか〜」

しま 「他にもあるんですが、ここがメインです」

びお 「貴重な切株なんですね〜」

しま 「ここは他にもいろいろと採れてます」

びお 「面白い場所ですね〜」

     
しま 「あっちにシラハタがいますよ」

びお 「今年から亜硫酸を始めたので、リンゴ系
    欲しいのです」

しま 「では、あっちに」

びお 「お、『A』産ラミー!一応ゲットしとこ」

まさ 「あっちでクルミ掬ってきましたが、何もいま
    せんでした」

しま 「残念」

 
びお 「何だか何気ないけど、何がいるかわからん
    場所ですね」

しま 「そこにシラハタ残しておきましたよ」

びお 「おお!では遠慮なく・・・。スイカズラの大き
    な株もあるし、シラハタも多そうですね」

まさ 「ここのクルミ絶対何かいそうなんだけどな」

びお 「あ、クルミの葉先で何か飛んでるよ」

まさ 「え?まさかキモン?」
 
    
(びおすけ 竿を伸ばして葉を掬う)

まさ 「何だったですか?」

パパ 「何も入ってないって『落ち』じゃ・・・」

びお 「ん・・・・・・ヒメアシナガコガネだった・・」

(一同、がっくし)


   
まさくん、まさパパさん、一日お疲れ様でした。 しまちゃんさん、案内していただき有難うございました。

またよろしくお願いいたします。
本日の成績
『K』
クビアカトラカミキリ 3exs
ラミーカミキリ 2exs
シラホシカミキリ 1ex
アメイロカミキリ 1ex
シナノクロフカミキリ 1ex
ワモンサビカミキリ 1ex
アトモンマルケシカミキリ 1ex
ヒメクロトラカミキリ 1ex
トガリバアカネトラカミキリ 7exs
ホタルカミキリ 3exs
ヒシカミキリ 1ex
チャボヒゲナガカミキリ 2exs
アシナガオニゾウムシ 11exs
ササセマルヒゲナガゾウムシ 1ex (パパ採集)
ヒメシロコブゾウムシ 1ex
コブルリオトシブミ 1ex
クロハナムグリ 1ex
ムシクソハムシ 1ex
アカクビボソハムシ 3exs
クロボシツツハムシ 1ex
リンゴコフキハムシ 1ex
カタモンオオキノコ 2exs
ベニヘリテントウ 1ex
クロコハナコメツキ 1ex
ヒゲナガコメツキ 1ex
ヒメトサカシバンムシ 1ex
シラホシナガタマムシ 5exs

『A』
フチグロヤツボシカミキリ 5exs
ラミーカミキリ 1ex
シナノクロフカミキリ 1ex
シラハタリンゴカミキリ 1ex
    

   

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