THE INSECT HUNTER
2006
0430
山梨
THE INSECT HUNTER 2006
                 


          
スプリング・エフェメラルな甲虫を求めて(2)



今回は前回に引き続き「BSE」※な虫を求めて、数人で採集会を行いました。

参加者は、まさくん&まさパパさん、kamikiri_2005くん&tamamushiくん、うめちゃんと

びおすけの老いと若きの6人。

まったりとした雰囲気の中、和やかな採集となりました。


※前回も述べましたが、米産牛肉とは一切関係ありません!「びおすけ的スプリング
  エフェメラル」の略称であります




さて、当日・・・・。

本来の狙いは、まだ材中にいるはずのホソツヤルリクワガタなのですが、びおすけを

含めてルリ系初心者集団なので、どうなることやらわかりません。

それよりもカエデの花などが見つかれば、春らしいスイーピング採集が期待できます。

何を採ってもうれしい年頃のkamikiri_2005くんやtamamushiくんにとっては、そっちの

方が楽しいはず。ナタを片手に叩き網と竿を担いでのフル装備採集でたいへんですが

若さで乗り切ってもらう事にしましょう。

まさくん&まさパパさんは、淡々と採りこぼしの普通種を採りつつ、大胆にもハセガワ

トラを狙おうという腹です。 うめちゃんは黙々とホソツヤルリに的を絞っている様子。

みんなそれぞれの思いを胸に秘め、集合場所に集結です。

さくっと挨拶を済ませ、それぞれ車に分乗し、目的地までひと走り。さて、BSEな虫は

採れるのでありましょうか?!

   


          
最近、雨男から曇り男に脱皮

しつつある びおすけですが、

今日は晴れ男に昇格できそう

であります^^


目的地に到着し、早速採集

準備を整え歩いて出発!
   
   
歩き出してすぐの場所にタラ
があり、そこでネジロカミキリ
を探します。

けっこう良い感じのタラなので
すが・・・。


結果は×。


おかしいなぁ〜?絶対いると
思うのだけど・・・。

   
そのタラはまた後で見回るとして・・・。


まずは当初の目的であるホソツヤルリを探します。びおすけのナビゲートで笹薮に突撃。

さくっとレクチャーを行い、あとは運を天にまかせてみんな笹薮の中に散ってもらいます。


びおすけもみんなをほったらかして必死に「良材」を探しますが、だいぶ人が入った様子

が見て取れ、「コレッ!」という材は全く見当たりません。こりゃ、だいぶ苦戦を強いられ

そうです。案の定、まさくんやkamikiri_2005くんたちは

「どんな材を探せばいいのか、さっぱりわかんない〜」と叫びつつ、うろうろ・・・・。

びおすけも「こりゃダメポ、こりゃダメポ」とつぶやきつつ、一緒に うろうろ・・・・。


           もはやナビゲーター失格です・・・ _| ̄|○



まさくんやkamikiri_2005くんらは早くもホソツヤをあきらめた様子で、ヤマブドウ材に目を

光らせています。まさパパさんは、すでにヤマブドウをこれでもかというくらい詰めた、

でっかいビニール袋を引きずりながら、あたりを徘徊しています・・・。



       すでにみなさん、ホソツヤルリ探しは終了した模様・・・・_| ̄|○



それならばと、木にぶら下がったヤマブドウの枯れ蔓をズルズルと引きずり下ろし、あわ

よくばハセガワが出ないかと材を折って確認する びおすけ。「んんん?」


 
ホソツヤルリクワガタ(幼虫)

   
と・・・とりあえず出た・・・。

kamikiri_2005くんらに見せて手渡し、まずは幼虫だけでも出す事ができてよかった・・・。

これで びおすけの責務は完了・・・(オイッ!)   ・・・というわけにもいかず、引き続き

産卵痕のある材を見つけつつ、若者らに削ってもらうが何も出ない!という状況が続く。

はてさて、どうしたものか・・・。

     
びおすけの不甲斐なさに業を

煮やした若者らはサルナシ

の枯れ蔓に興味津々。

もしかしてムネモンヤツボシ

なんか出ちゃったりして!

などという儚い夢を見つつ

材を切り分けています・・・。

    
さて、そういえば、先ほどから うめちゃんの姿が見えないが・・・?

一体何をしているのかとあちこち探していると、懐かしい うめちゃんの姿を発見。


びお 「おおい、ホソツヤ採れた?」

うめ 「採れたよ」(あっさり)

びお 「・・・・・・・」

    
うむ。さすがは うめちゃん。

狙いを絞った甲斐がありまし

たね!

見せてもらうと、♂そっくりの

色調の♀がいたりしてなか

なかです。

   
♂そっくりの色彩の♀→


それでは うめちゃん。

その虫を若者らに見せて

あげてください。

きっと喜びますよ・・・。

     
びおすけは引き続きホソツヤ

材を探すものの、ついに良材

にはめぐり会えず・・・・。


飽きてきたので別の虫でも

探すか・・・。

 

・・・と言っても、こんな虫しか

いないし・・・。

ヒメヒラタムシ
Uleiota arbora (Reitter,1889)


 
ついにヤマブドウに手を出す

びおすけ。ハセガワが出る事

を夢見て、テイクアウトです。


   
さて、しばらく他のメンツを

見かけていないけど、みんな

どうしているのかな?

集合時間にはまだだいぶ間

があるけれど。

  
集合場所に戻ると、すでに他のメンツ集合済み・・・。

結局、うめちゃんしかホソツヤは採れなかったようだ。残念・・・・。


時に若者たちは、さっきのと別のタラでネジロカミキリを採ったらしい! ああ!やっぱり

もう出ていたんだ! え〜と、まさくんが1頭、tamamushiくんが1頭・・・・・。

kamikiri_2005くんは? え?採れなかったの? カミキリ屋さんなのに・・・。

というわけで、kamikiri_2005くんは、HNが○○(本名)_2005くんに変更となりました。

カミキリを採集できれば、kamikiri_2005に戻れるよ!がんばれ!
 
tamamushiくんが採った

ネジロカミキリ。

これは立派な「BSE」な虫

ですね!おめでとう!


それにしても小さいなぁ〜。

   
さて、これからどうしようか? せっかく来たから上の方まで車で行ってみましょうか?

んで、車でびゅ〜〜ん!とひと走り。目的の場所に着いたけれど・・・。


25年くらい前までの、この場所のイメージしかない びおすけ や うめちゃんにとっては

異様な光景が・・・。なんで観光バス来てるの!? もう車と人でいっぱいじゃない!

長○○山荘、すっげぇ〜綺麗になってるじゃん!道がすっげぇ〜整備されてるんすけど?

・・・・もう当時の面影は全くありませんでした・・・ _| ̄|○
   
適当に近くで伐採された木

を眺めたりしたけれど、虫は

いませんでした・・・・。


こりゃダメポ!


もう戻ろうよ!

   
 
さっさと逃げ帰って、先ほどの

林道に再突入する事に。

みんな適当に虫を求めて散り

ます。

おいらはまず、朝方見たタラ

を・・・。

    


うぬぬぬぬ・・・・。

   
   


おおおお!ネジロカミキリ!キタコレ!!

Pogonocherus (Eupogonocherus) seminiveus Bates,1873


      
おおお!ここにも!
 
おおおお!こちらにも!!
     
  
なんかたっくさんいるじゃん!
 

  
死んだふり・・・・。

    

ネジロは小粒だけれど、よく見るとマッチョな体型しててカッコイイです。

この場所でネジロを採ったのは初めてだったので、うれしかったです。



  
さて、肝心のホソツヤ材を探し
に笹薮に再突入しますが、や
はり「良材」は見つからず。

1本それらしいのがあったので
割ってみようかと思ったらナタ
を車に置き忘れていたのに
気づく。材を持ちながら車に
戻る途中で若者たちと再会。
彼らに割ってもらうことに。

でも結果は・・・×でした・・・。

   
ガードレールに止まっていた

ミヤマヒラタハムシ。

かなり色虫度が高いです。
 

 
その後、また適当に散って、ホソツヤ材を探すものの、結果、追加は出ませんでした。


さて、こうなったらもっと下ってカエデでも探しますか?

気温もだいぶ上がってきたし、虫も湧いているかもしれません。


そういえば、○○_2005くんは、調子がいまいちらしく、さっぱり虫が採れない様子で

一時は「NULL○_2005」とまで降格になったものの、その後ネジロカミキリを数頭ゲット

して、kamikiri_2005に復帰しました。おめでとう!

   
下る途中で見つけたキブシを

叩く まさパパさん。

しばくのがお好きなようです。

   
さらに下る途中で、小さな土場を見つけた。

車を止めて捜索開始。色々な木の薪があるのだが、スギにヒメスギカミキリがぱらぱらと

見受けられる程度で、全くの期待はずれ。kamikiri_2005くんはここでも期待に答えてくれ

て、ヒメスギを取り逃がしたりしたため、「ダメ○_2005」にまで降格・・・・。

一方、びおすけはアリが引きずっていた甲虫を横取り。一瞬、良い虫に見えたのですが

よく見るとクビカクシナガクチキムシであった・・・_| ̄|○
 

Scotodes niponicus Lewis,1895

  
 
・・・・と、そこに まさパパさんが急いでやってきて、アカイロニセハムシハナカミキリが

採れたという。 すぐそばに満開のカエデがあるとの事。それを聞いて全員移動開始!
  

   
なるほど、カエデがいっぱい

ありますね〜!

みんな長竿を伸ばして花を

すくい始めるとけっこう虫が

網に入ってくる。
 
ヒナルリハナ・キバネニセハムシハナ・アカイロニセハムシハナ・ピックニセハムシハナ

セスジヒメハナ・カラカネハナなど、普通種ばかりですが、たくさんネットに入るとやはり

うれしいですね。

  
セスジヒメハナカミキリ
Pidonia (Cryptopidonia) amentata amentata (Bates,1884)

ピドニアを初めて亜硫酸で固定してみたら本当にいい感じ。

クリーム色の部分が生時と変わらぬ綺麗さだ。

   
一人、叩き網を片手に淡々と

虫を探すtamamushiくん。

一体、何を探しているのか?

   
ダメ○_2005くんとtamamushi

くん。最後のラストスパート!



ん?何か良い虫がネットイン

した模様??!

   
おおお!こ・・・これは

フチトリヒメヒラタタマムシ

ではないですか!!

やったね!ダメ○_2005くん!


というわけで、彼はついに

「tamamushi_2005」と名乗る

栄誉を手にしたのです!

  
こうして、メンバーはたくさんの「BSE」な虫と出会う事ができました。

肝心のホソツヤルリは残念だったけど、また機会はいくらでもあります。

みなさん、どうもお疲れ様でした。 楽しい採集、またいつかご一緒しましょう。
    
    


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