THE INSECT HUNTER
2005
1106

千葉

   
 THE INSECT HUNTER 2005 

                 

  
南国気分 の巻





本来、そこにいるはずがない虫が、何故かそこに生息する・・・・。

本来、もっと遠くまで出かけないと採れないはずの虫が、すぐそこにいる・・・。

あなたなら、どうしますか?採ってみたいと思いますか?



ホソオチョウ(ホソオアゲハ)や外国からの輸入木材と一緒に運び込まれた甲虫のように

人為的と考えられるものもありますが、自然の成す力によって、

いるはずのない(或いは従来いなかった)虫が意外な場所で採れることがあります。



台風によって飛ばされた迷蝶や、近年平地に分布を広げている

ルリボシカミキリなどがその一例かと思いますが、


中には海の向こうから漂着して変な場所に居ついた変な虫もいるのです・・・・。

 

  
    
虫屋の朝は早い・・・。

目指すは 千葉県某所。

びおすけの家からは微妙に

遠いけど、微妙に近くもある。

るどるふさんとr.matsudaさん

とは現地で7時の待合せだ。

ああ・・・眠い・・・・。
       
       

千葉の夜明け。

千葉ってこんな感じの景色

が多い気がする。

のどかだなや。




そして間もなく・・・

       
現場へ到着した。
       
       
あ・・・・。

あの、念のため・・・・。

釣りに来たわけではありません・・・・。
     
  

・・・それにしてもだ・・・。


コレって昆虫採集するような

シチュエーションじゃないな〜・・・・。

    
さて、そろそろ るどマツコンビも到着してる頃だろう。

んで、携帯に電話してみる。


案の定、ちょうど到着したところらしい。

それにしても、集合場所を決めてなくても自然と同じ場所に車を入れるとは、

さすが同じ穴の虫屋である。


そして適当に落ち合うことにして、適当に歩いてると、るどマツコンビとバッタリ遭遇。 

う〜ん。

さすが同じ穴のむ(以下略


「それじゃ〜適当に動きましょ」
 


あの〜猫さん。

おいらたちが探してる竹は

どこにあるか知りませんか?



「知らニャイ」

「勝手に探しニャさい」
    
     
いや〜・・そんな事言わんと。

こんな感じの場所を

探してるンスけどね・・・。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

猫は竹には興味が無いので

あった・・・。
     
     

 

適当に徘徊していると、舌切

り雀の昔話に出てきそうな

竹に囲まれた家を発見。

早速行動開始である。


これはメダケ・・?
    
   

果敢に竹林に突撃する

r.matsudaさん。


るどさんはさすがに行動が

速く、早くも奥の方から

「バキベキボキバキ」という

音を立ててタケを割っている。
     
   




う〜〜ん、何かの脱出孔?

ちょと小さすぎるかな?

  






うっ・・・アリだ・・・(悲

   

そこへ るどさんが変な幼虫

を割り出したとの報告。



「これカミキリじゃないスか?」

「ハイイロヤハズ?」

「なんか違うような・・・?」
   
  

おそらく我らが探してるモノの

幼虫ではないかという事で

話はまとまり、続けて竹を

割ることに(いい加減w)


他にもゾウムシとおぼしき

幼虫もちょくちょく出てくる。
     
  

しかし、途中で、ある事情に

より採集中止。

場所を移動することにした。

他にも似たような場所が

あったが、探し物は見つから

ず、とりあえず戻る事にした。
    
  


 
どうも我らが探してる場所は「的ハズレ」なのでは?

という不安が高まり、思わずSOSの電波を飛ばした。


困った時のP.Kawadai親分頼みである。


改めて、お話を伺うとなんだか全然違う場所を探していたような気になって、

車で他の場所もまわってみることにした。

採集をお楽しみの最中、すいませんでした&ありがとうございました>P.Kawadai親分



で、車を流して近辺を見てまわるも、適当な場所が見つからず、結局、元の場所に戻ってきた。


「う〜〜〜ん、やっぱりここら辺しかないよなぁ〜!」」


そして、同ルート上でまだ見てない部分も含めて、再捜索することにした。

   

ただいま〜ッス!
          
          

このあたりはトンネルが多い。

ビートたけしみたいな格好

してる るどるふさん。

飄々と散歩してるみたいな

r.matsudaさん。


「こっちは何にもないよぉー」
    
 

るどさんが 地面を歩いてる

派手な虫を発見。



「おお!オオキンカメムシ!」

「おい!上を見ろ!」

「うわわわぁぁ〜!」

  
頭上の葉の裏、いたるところ

にベタベタ張り付いてるでは

ないかっ!

(画像だとよく見えないけど)



「うはっ!すごいな、コレ」

   

マテバシイ、トベラ、ヤツデ

ヤブツバキなど色々な樹種

の葉にベタベタと張り付いている。


「いる所にはいるんだねぇ〜」


    


それにしてもすごい配色。

それにデカイし。


特に♀はカメムシとしては

異様な大きさである。

   

さて、本来の捜索に戻って

竹・笹を見ていこう。

アズマネザサ。

ちょっと細すぎる。

耳掻きくらいの太さしかない。

これじゃ、いくら何でも・・・

 

r.matsudaさんが割り出した

カグヤヒメキクイゾウムシ。


竹を切ると出てくるので

カグヤヒメ・・・。

でも切り口は光りません。
    
   

メダケ。

今度はさっきとは逆に太すぎ

る感じ・・・・。


う〜〜ん、ちょうど良い太さの

タケ&ササは見つからない

もんですね〜。
    
  
それにしても探し物はどこに隠れているんだ・・・。

3人各様、「NULL!」の一文字が脳裏をかすめながら、

ちょっと移動して別の場所を探すことにした。

そこには中くらいの高さのアズマネザサがあって、割ってみると幼虫

がたくさん出てくるではないかっ!


「やっぱりコレ、アレの幼虫なんじゃない!?」

     

      





よし!さらに探索を続けよう!

何となく希望が湧いてきたぞ


成虫の可能性も・・・・。
      
   


そ・・・それにしても


こんな断崖絶壁に・・・。
     
   

さあ!こんな感じの場所、いかがでしょうか?!

    
狙い目は、根元から完全に枯れた竹ではなく、下半分が青く生きていて、

上半分だけが枯れているという、いわゆる「部分枯れ」である。


さらに、パキパキッと割れるものではダメで、皮がベリッ!ツゥ〜〜!と

剥がれるような感じの材がよろしいようです。


るどマツコンビと びおすけ。 

黙々と竹を割っていきます。



そして・・・・、その第一声を発したのは やはり るどさんであった!!

  
キターーー!!

虫きたーー!!

      by るどるふさん

るどさん、大興奮です。

続けてr.matsudaさんも

成虫を割り出しちゃった!
   
  
うひょ〜!キター!by r.matsudaさん
  
ひょっこりのぞいた顔がとってもラブリーである。

・・・・ってゆーか、残された びおすけ、ピーーーーンチ!!

(何だかいつものパターン・・・・)

    
「ああああー!

何事かと振り返ると、るどさん採集した

成虫を落としてしまった模様!

よくわかんないけど、みんな

叫びまくりです。
     
  
るどさんの成虫、3人で探してみたけど、ついに見つからず・・・。 


残念でした>るどさん

成虫の体色と地面の色、すごい保護色状態です。

てゆーか、びおすけは自分の心配もしなくてはなりません。

あせればあせるほど幼虫ばかり出てきます

(ちなみに幼虫はお持ち帰りしました)。




「成虫出てくれ〜〜!!」

会心の一撃をくれてやった その時!

   
・・・・え?      

      



ハチジョウウスアヤカミキリ !!

キターーーーーー!!

びおすけ、思わずガッツポーズです!

通称ブーメ。八丈島から漂着して何世代累代したのでしょうか?

キミはもう立派な本土産 ハチジョウブーメだねっ!

 

ブーメ特有の食痕・・・・というか、蛹室?

幼虫は基本的に枯れた部分を食べてますが、たまに青い生きた

生木(?)部分まで食い進んでるものもありました。

成虫の蛹室は青い部分の節から、二節目の枯れた節の部分

に作っている事が多いようです。

   

さらに続けて成虫きました!

体の大きさの割りに、頑強な

大顎がよく目立ちます。

実際、咬む力はけっこう強い。





       

あいかわらず、幼虫も

キターーー!


これもお持ち帰りです。


春には成虫になるだろ〜か?
       
   

うひょ〜!ラブリ〜!!

一見、体が薄っぺらくて

ツルッとしてるので特徴が

なさそうですが、実物は

かなりカッコイイです。

黄色い紋もシックでおしゃれ。
      
  
もう1頭 華麗にゲトーー!!
   
      
さら〜に  ゲトーーーー!!

う〜〜ん、割り出した時の快感がたまりませんなぁ〜。

     
さらにさら〜にゲトー!

しかし、実にコンパクトに

中に納まっています。

材自体の太さは、タバコか

鉛筆と同じかそれ以下です。

   
  
るどマツコンビもバキベキボキとがんばって、その結果

るどるふさん 7頭。  r.matsudaさん 5頭。 びおすけ 5頭。 計17頭でした。


うん、けっこう満足です。


材中の新成虫は実に美しいし〜。

手は傷だらけだし、るどさんなんか長靴切れちゃったけど、これはやるとかなり楽しい!


さて、予定だとブーメの後は特産オサムシも狙うはずだったのですが、ブーメ探しに

時間がかかりすぎ、これは次回に持ち越し。


さらにもうひとつ予定に入っていた虫を探しに行くことにして、


後ろ髪を引かれながら海を後にしたのでした・・・・。
  
    
  
さて、着きましたが・・・
   
  
雨がどんどん降ってきて・・・
  
      



カニしかおらず・・・・・





逃げ帰りましたとさ。


      
身近で南国気分を味わえた一日でした。

るどるふさん、r.matsudaさん、お疲れ様でした。



小さなハプニングもあったけど、懲りずにまた行きましょう(爆
 
     
採集できたムシのコーナー
   
ハチジョウウスアヤカミキリ 
ハチジョウウスアヤカミキリ
カグヤヒメキクイゾウムシr.matsudaさん採集
      
オオキンカメムシ
オオキンカメムシ
        
    
    


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