THE INSECT HUNTER
2005
1019

静岡

   
 THE INSECT HUNTER 2005 

                 

  
秋の陣  フィナーレ の巻




びおすけには、なぜか採れない、なぜか縁のない虫がいる。

その虫の名は 「セダカコブヤハズカミキリ」・・・・。



あっちで採れたと聞けば、あっちへ行き、こっちで採れるよと聞けば、こっちへ行き・・・。

それでもなぜか採れないセダカ君・・・・。

同じ場所へ行ってる他の人たちはみんな採ってるのに・・・。

けして、ド珍品というわけでもないのに・・・・


なぜ!?なぜなんだっ!??


まぁ〜、結局は・・・おいらが採集下手ってことだよな・・・


あは・・・あははははははは。
 

    
   
そして・・・・今年も例年通り(?)採れなかった・・・・。

毎年そうなのだが、「まぁ〜また来年の課題だな・・・あは・・・あははははは・・・・」と、

早くも来年に持ち越すつもりの びおすけ。仕事の慌しさに気をまぎらわせ、いつしか

セダカの事も忘れかけていたのだが・・・・。



何気に天気予報を見ていると、ここしばらく続いていた雨が上がりそうな気配。

雨後のタケノコならぬ、雨後のコブ。

雨上がりの晴れた日にはコブをなぜか発見しやすい事を思い出す。

「う〜〜〜ん・・・。もしかしたら・・・・?」


さらにネットやメールによる同好の方々からのセダカ情報・・・・。

「う〜〜〜ん・・・。もしかしたら・・・もしかしたら まだ採れるかもっ!!」



こうして、「もしかしたら」に背中を後押しされ、もう一度だけセダカを探しに、

静岡某所に行くことを心に決めた びおすけなのであった。

   




そして、早朝に到着。前回のように寝坊することもなく、予定通りに現場に着いた。

夜明けとともに、彼の霊峰はその威容を現す。

「パンッ!パンッ!」

霊峰に向かいセダカゲットを祈願し、柏手を打つ びおすけであった。

セダカに対しては、採集知識や技術ではなく、もはや 「神頼み」である。  
     
      
       

森の中は、予想したとおり雨後の適度な湿り気を感じる。

コブ的に見れば、それこそベストコンディションだ。



  
       
 
前回に比べて、いわゆるコブ好みの「笹上枯葉」も数が多く、一枚一枚見て歩くのが

たいへんそうだ。それでもそれをやらねば、出会えるものにも出会えない。

ササに引っかかっている クルッと巻いた枯葉を、一枚一枚丁寧にのぞきこんだり、

叩いたりしながら、よく採れると言われているポイントを中心に歩き回った。


しかしながら、コブの姿は全く見えない。

「・・・・・すでに時期的に遅かったか・・・!?」

雨露にビッショリと濡れて重くなった叩き網を引きずりながら、早くも「NULL」という

文字が脳裏をかすめる。
 
 
  
先だっての摩耶さん戦ではこのような草本類の枯葉でさえ

コブがポロポロと落ちたものだが・・・。

やはり勝手が違う。
     
少々、疲れてきた・・・・。
          
  
休憩しながら、昔の事を回想していた。

高校生の時に初めてタダコブを採った時の事を・・・・。

あれはちょうど、秋のコブ叩きという採集法が発見された頃だったなぁ〜。

山道に落ちている枯葉付き枯枝を拾って軽く振るうだけで、何頭もコブが落ちたっけ?

実際にやってみて、面白いほど採れる事に感激したなぁ〜・・・。

あの時は楽しかったなぁ〜。

そう言えば、別の場所でタダコブに再会した時も、同じ採り方をしていた・・・。


・・・・ん?


そういえば、ここしばらくササに引っかかってる枯葉ばかり探して、枯葉付き枯枝は

ほとんど無視していたような・・・。

初心に帰って、やり方を変えてみるか・・・。
   
  
  

少し目先を変えて、枯葉付きの枯枝に的を絞ることにした。


大量の枯葉とともに外道ばかりが落ちてくるが、

はじめたばかりではまだわからない。


  

少し乾燥してるけど、こんなのは・・・? 
  
  
  

ヤホシゴミムシが大量に落ちてきた・・・・。





う〜〜〜ん・・・・。      

      
   

かなり大き目の枯葉付き枯枝。

ヤホシゴミ専用枯枝ぽくも見えるが、いくらか湿り気がある。

重い枝を持ち上げ、

自慢のBIG1u叩き網の上にかざして叩く。

 




       

   
あ・・・・?あ・・・あ・・・あ〜〜〜〜!!
     
 
ちょ・・・ちょっと待てっ!フジコブじゃないよね??

震える指でつまんで、横からシルエットを確認・・・・。
    
  


キターーーーー!!   セダカーーー!!!
   

      








感涙で言葉がありません・・・・・。


しばしお待ちください・・・・。





















  


 
ついにやりました!

他の人から見ればなんちゅうー事もないセダカが、

これほどまでに嬉しいとはっっ!!
      
自分で言うのもなんだが、

祝!!びおすけ!!
    
   
さらに調子こいて、こんなとこも叩いてみる。    
     
  
  


また  キターーーーーーー!!!!

・・・・しかしかなりボロ・・・・


それでも手が震えてピントがボケボケです。

体型からするとどうも♂らしい。

さっきのが♀だから、一応・・・・

1ペア、ゲットーーー!!


    


触角短すぎるけど、一応セダカ♂です。


    
     

    
何とか想いを達成することができ、感無量・・・・・。

やっとこさ採集したセダカ♂はボロだったけど、来年こそは完品の♂を採るという

壮大な(??)夢を残しつつ、これにて今年のカミキリメインの採集は終了です。


セダカを採るに当たっては、いろいろな方々から情報・アドバイスを頂けたからこそ

採ることが出来たわけでして、本当に感謝しております。



ありがとうございました>みなさん



・・・・というわけで、いよいよオサ堀のシーズンですね・・・
   
           
    


THE INSECT HUNTER 2005

inserted by FC2 system