THE INSECT HUNTER
2003
0426
  
神奈川

THE INSECT HUNTER 2003


 


   

■横浜市内産コボトケヒゲナガコバネカミキリを求めて (その3)





前回&前々回に引き続き、横浜市某所でコボトケの追加個体を得る事を目的に探索する。

今まで失敗に終わっているが、果たして3度目の正直となるのか?!



          

つい5日ほど前に来た時よりもさらに緑の色が濃く

なっているような気がする。


昨日からの雨のせいか、林内は湿度が高く、蒸し

暑い。


      
   

今日は寄り道せずにコボトケだけをストイック

に狙おう〜・・と、思いつつも適当に枯枝を叩

いているとトゲヒゲトラカミキリが採れた。


う〜ん、本日第一号がカミキリとは縁起が

良い予感・・・♪
     
   


ついでにキノコとかも見てしまうのだ。

いかにもまずそうなキノコだが、ムシにして

みればご馳走なのだろう・・・。
     
    

・・・ご馳走ではなかったみたい・・・。

カオジロヒゲナガゾウムシが1頭いただけで

あった。


他のもう少し乾燥が進んだキノコには、いつ

ものキベリチビオオキノコがついていた。
    
         

シラカシの倒木だ。

のぞいてみると、ちっこいムシが無数に走り

まわっている。

一見、アリのようにも見えるが・・・。
   
       

ああ、「どこでも君」のヒメクロトラカミキリであった。

それにしても、大発生してるな〜。

とにかく、慌しく走り回っているので、なかなか

写真が撮れない(笑)

やっと見れそうなのは、この1枚だけだった。
    
 


このシラカシにはナガタマムシも来ていた→


だけど、名前はわかりません・・・; ;


※左:ヒメアサギナガタマムシ
  右:ミツボシナガタマムシと判明いたしました。

  福タマ様、有難うございました。(2006/12/01)
       
     

別の樹種不明の立枯れでは、これまた

「どこでも君」のヒナルリハナカミキリが

交尾&産卵に訪れていた。
       
 
キブシの立枯れがあった。

ヒメクロトラカミキリがいくつも走りまわっている。

なんとなく眺めていると、ヒメクロトラとは異なる

シルエットが見えた。


思わず手元に枝を引き寄せてみる。
     
     


 おっ!

コジマヒゲナガコバネカミキリだ。


♀の個体で、産卵場所を探しているようだ。
    
     


あちこち触角で触りながら良い場所を選んでいる

ようだ。



細い枝よりも、多少太めの枝を好むようだ。

    
             


ここでは、この個体以外にも♀が2頭見られた。


何となく採らずに眺めていると、しばらくして

フワッと飛び立ち、何処へか去っていった。

   
          

コウゾの花が咲いていた。

特徴のある面白い形である。


枯枝があるので叩いてみた。
      
       

アトモンサビカミキリが落ちてきた。

これも「どこでも君」なので、写真だけ撮って

リリースした。

        

その他にもいくつか甲虫が得られたので、

いくつか載せておく。


ツマグロアカバハネカクシ→

花をスイープして採集。
       
 


ヒメホソナガクチキ?→



ナガクチキのこの手のヤツも似たのが多くて

よくわかりません・・・。
     
   


右の黒いの:クロヒラタケシキスイ→

左のもヒラタケシキスイの1種と思われる

が、名前がよくわからない・・・。


※ハロルドヒメコクヌストと判明
   
   

ヒメトサカシバンムシ→

このムシは初めて採集したが、見た目に形

がとても変わっているので、珍品かと思った

ら、図鑑には普通種となっていて、ちょっと

がっかり・・・。

        

ハムシ3題

真中はフジハムシとして・・・

左の黒点のあるやつがヤツボシハムシ。

で、右の上翅が黒いやつもヤツボシハムシ

らしい。斑紋の変化が多いようだ。

   
   

そうこうしているうちに、前回と同じミツバウツギ

ポイントにやって来た。

あらためて周囲を見てみると、かなりの本数

のミツバウツギがあることがわかった。
     
   

前回は見られなかった花もついている。



よっしゃ!というわけで、叩き網とネットで

あちこち叩いたり掬ったりしてみた。
      
        


しかし、コボトケの姿形も見られず・・・。

なぜかヒナルリハナカミキリだけはパラパラ

とよく落ちてくる・・・。
  
      

あとは前回も採集した関東地方限定品?

のケブカヒメカタゾウムシくらい・・・。



ていうか、ケブカヒメカタゾウってミツバウツ

ギにつくんですねぇ〜。
     
        

もう、肩が痛くなるほど叩いたり掬ったりを繰り返したが、コボトケの「コ」の字も見られず、

ついに断念・・・。 う〜〜ん、どこにいるんだコボトケ君・・・。
    

   

立ち去る際に足元に走り寄って来たアオオサムシ。



なんとなく採集意欲が湧かずに写真だけ撮って、

この場所を立ち去った・・・。



     

トボトボと来た道を戻ってくると、来た時には

気づかなかったブラシ状の白い花を咲かせ

た木があった。

おおお、これはウワミズザクラではないか?

コボトケがいるとしたら、もはやここしかない

だろうと思い、早速掬ってみることにした。
   
         

先日、近所にオープンしたホームセンターで

購入したタモ網シャフト(玉五郎 \2,480-)

の威力を見せる時がきた!安物の意地を

見せてやれ!(5.4mしか伸びないのが

ちょとツライけどね・・・)
     
 

試しに一枝掬ってみた。

ネットの縁にトゲヒゲトラがついていた。

ううう〜ん、いい感じ♪



で、ネットの中を覗いてみると・・・
    
  

おおお、コジマがいるいる〜♪

それも数頭入っているゾ!

他にもヒメクロトラとかヒラタハナムグリとか

も入っている。
   
   


で、さらにネットであちこちの花を掬ってみる

と、いわゆる入れ食い状態でコジマが入って

くる。

この中にコボトケがいてくれれば!!
    
   

画像だとうまく写らないのだけど、ネットの中

にはムシがワサワサ入っているのだ。



あああ、やっぱり、採集はこうじゃなくちゃ!

      

コジマは1頭づつ、コボトケではないことを

確認して必要数以外は逃がしてしまったが、

少なくとも20頭以上は確認できた。

この場所では、もしかしたら今が最盛期なの

かもしれない。
   
  

数回ネットで花を掬い、ヒゲナガコバネが入るたびに、コボトケではないかと確認していく。



何度目かの確認でネットの底を覗くと、♀だが他の個体より少し大きめで、上翅の斑紋が

ハッキリとしたタイプのヒゲナガコバネが入っていた!



 こ・・・これは・・・?!
  
        


 っしゃぁぁぁぁぁ〜!!(るどるふさん風)


ついにコボトケ追加個体ゲットだ〜!

やはり、横浜のこんな場所にもコボトケは

生息していたのだ!

・・・とたんに肩の力が抜けていくのが自分

でもハッキリとわかった・・・。
      

採集したヒゲナガコバネ達→

一番右のがコボトケ。

しかし、こうしてみると♂は1頭しかなく、

♀ばっかりではないか。

もしかして発生末期だったのだろうか・・?
         



これが横浜市内産のコボトケであります。


う〜〜ん、やっぱりコジマと違って風格が

あるなぁ〜(笑)
          
      

結局1頭しか採集できなかったが、とりあえ

ず目的を果たすことができた。

あとはホストだが、ミツバウツギを中心に

もう一度探索しなおす必要があるだろう。

安物の意地を見せてくれた「玉五郎」君に

感謝、感謝!(笑)


      
 
本日の成果  コボトケヒゲナガコバネカミキリ 1ex.
         コジマヒゲナガコバネカミキリ 8exs.
         トゲヒゲトラカミキリ  3exs.
         ヒメクロトラカミキリ 1ex.
         カドムネチビヒラタムシ 1ex.
         ヒメトサカシバンムシ  1ex.
         ヒメホソナガクチキ? 1ex.
         ナガハムシダマシ 1ex.
         チビタマムシsp  1ex.
         ナガタマムシsp-1  1ex.
         ナガタマムシsp-2  2exs.
         カオジロヒゲナガゾウムシ 1ex.
         ケブカヒメカタゾウムシ 4exs..
         ナカスジカレキゾウムシ 1ex.
         チビゾウムシsp 1ex.
         クロヒラタケシキスイ 1ex.
         ヒラタケシキスイspハロルドヒメコクヌスト 1ex.
         ハネビロアトキリゴミムシ 1ex.
         ツマグロアカバハネカクシ 1ex.
         フジハムシ 1ex.
         ヤツボシハムシ 2exs.
      

   

THE INSECT HUNTER 2003
inserted by FC2 system