THE INSECT HUNTER
2002
0711
   
神奈川
THE INSECT HUNTER 2002

  

                 
前夜の台風が雲を吹き飛ばし、朝から見事に晴れ渡っている。



あぁ、虫達もうれしくて活動しまくっているだろう・・・などと考え始めたが最後、

もはや仕事に身が入らない。

そこで、午前中の仕事を終えてから、「昼休みの自由時間」ということで

小一時間だけ採集に出かけることにした。



場所は6月8日にも訪れた横浜市内のとある場所。

それにしても暑い!・・・気温は35℃くらいになるという・・・。

暑い日に仕事の打ち合わせとかで外出すると、溶けてやる気がなくなる私だが、

こと採集に関しては、たとえ溶けてもやる気はバリバリである。。



「気の持ちよう」でこれほど違うとは、自分でもあきれるばかりである。

        
    
林縁の枯枝などを叩くきながら、真っ直ぐな道をてくてく

と歩く。

それにしても、なんていい天気なんだ!
        
  
妙に目に付く、クズの枯れづるを発見。


適当に叩いてみる。


         
 
叩き網の上にポトッと小さ〜なカミキリが。


コブスジサビカミキリである。

横浜市内で採ったのは初めて。

なかなか渋いカミキリだ。
        
       

放置された伐採木の表面では外道の王者、キマワリが

徘徊していた。


外道ではあるが、場所によっては亜種になってたりする

ので、地方に行った時には一応つまむが、横浜市内の

は特に必要ありません。

よって、放置。
      
         

キマワリを見ていたら、木の陰からフワッと飛び立つ

赤い影・・・・。

手づかみでゲットすると、これまた常連の帝王、アカハナ

カミキリであった。

赤っ鼻(アカッパナ)などと呼ばれたりする可哀相なヤツ。

この個体は胸が黒い。

このタイプはあまり持ってないので一応ゲット。
   

        
日陰を歩いているといきなり足元を飛び跳ねるヤツが!


「うわっ!」と思わず飛びのくと、

なぁ〜んだ、ただのアマガエル君でした。


踏んだりしないように、足元にも注意しないといけません。


    
歩きながら、よ〜〜く目をこらすと、地面をハエみたいな

のが飛びまわっている。

トウキョウヒメハンミョウである。

小さく華奢な体だが、立派な甲虫類だ。

ナミハンミョウと違って、一見地味だが、腹部には綺麗

なブルーの光沢がある。
    
                 
前回、ここを訪れた時に見つけた伐採地。

あそこを見ないわけにはいかないだろう。

ただし、前回はヒメヒゲナガカミキリとクロナガタマムシくらいしかいなかったけど・・・。



見るだけタダだからということで(謎)、一応寄ってみることにした。
    
          
    
ふむふむ。あいかわらず大小さまざまな木が放置されて

いる。


種類も色々。クヌギ、コナラ、サクラ、スギ・・・・・などなど。


一通り見渡すが、これといって目に付くものはいないようだ。
   
        
若いサクラのような伐採木。


んんんんん??向こう側にチラチラと

触角が見えてるぞ?ヒゲが青い??


あああっ!飛んじゃう!


慌てて手づかみゲット〜〜!
        
 
え・・・えええっ〜〜?!

ルリボシカミキリぢゃないですか!!


おいおい、なんでこんなところにコイツがいるんだよ〜!
       
   
指でつまんだそれを眺めながら


一瞬、自分が横浜市内の平地から


どこか高原のブナの森へとワ〜プした気分になった。
    
        
ルリボシカミキリ・・・。

もともと、山地のブナ林などに生息する虫なのだが、最近になって、関東平野に進出しているとは聞いて

いたが・・・。

多摩市や町田市でも記録があるそうだが、こんな場所にまで進出していたとは!

もちろん横浜市内初ゲット@自分である。


武蔵野方面からつながるグリーンベルト(あればの話だが・・)を伝ってやってきたのか?

はたまた、造園工事などで使うために山取りしてきた植物から羽化脱出したものなのか?


謎を解くのも面白いかもしれない。
 
     

          
ちょっと見難くて申し訳ないですが、キボシカミキリのペア。

こいつらを見るとなぜか

「夏だなぁ〜」

と思ってしまう私・・・・。

仲良く葉っぱの布団にくるまっています。

ただでさえ暑いのに・・・よくやるよ(笑)
       
          
クヌギ?の切株から樹液が出ており、昼間から虫たちが

酒盛りの真っ最中。

ヨツボシケシキスイ、コクワガタの他タテハ類も見られた。
     
   
この他には、ケシカミキリ、ヒメヒゲナガカミキリ、ビロウドカミキリ、アトモンマルケシカミキリ、カナブン、

ヒメテントウノミハムシ、ハスジカツオゾウムシなどが見られた。     
    

           
短時間のわりには、意外なモノが発見できて今日は満足。


こんなちょっとした平地の林でも、その気になれば色々な

虫と出会え、発見もある。



なかなか、捨てたもんじゃないですよ。
        
  

おまけ・・・



チョコエッグのルリボシカミキリ。

昆虫シリーズの中では立体感があり、

なかなかの出来だと思います。
    

        
THE INSECT HUNTER 2002

inserted by FC2 system