THE INSECT HUNTER
2002
0525
   
神奈川
THE INSECT HUNTER 2002

                 
    
気になるクリの花の状態を確かめるべく、先週に引き続き、横浜市内の谷戸へ行った。
  
道路が渋滞していると嫌なので、250ccのスクーターに乗って出撃する。

一応、ネットと長竿を使うかもしれないので、背負袋に入れてタスキ掛けの忍者スタイルで出発。
  
現場付近に到着すると、まだ離れているにもかかわらず、クリの花独特の匂いが漂っているではないか。

「これはもう満開状態かな?うひひ・・・」

と期待しつつ歩き出す。

    
         
  

クリ畑の手前に、以前から目をつけている台木状態

のケヤキがある。

かなり太く、もちろんウロもある。

狙いはただ1種・・・


ベニバハナカミキリである!


       

ベニバハナカミキリは以前は珍品であったが、ケヤキのウロに依存する生態が解明されてからはかなり採集

されるようになった。自分も横浜市内で1頭、東京の目黒区内で1頭だけ採集したことがある。

以前発行された「カミキリニュース」によれば、東京千代田区を中心として、台東区・文京区・新宿区・港区・

中央区の6区で採集されたベニバハナは特Aクラスで

                          「江戸前ベニバ」

と呼ばれ最高の評価が与えられるそうだ。


他の23区内(目黒区・世田谷区・練馬区など)のベニバはかろうじてベニバとして認められるが、それ以外の

23区外および東京都以外のベニバは、「田舎ベニバ」と呼ばれ区別されているらしい(笑)

 
       
     

実にイイ感じのケヤキなので、ここへ来ると必ずチェックして

いるのだが、未だ発見できずにいる・・・・





さて、肝心のクリの花の状態はどうかな?

                  

期待したものの、現場に到着し、まわりを見て・・・・

ガックリ・・・・

あれれ〜?なんだぁ?まだ三分咲きではないか!

ムシがいることはいるが、どうも雑虫ばかりのように

思われ・・・・・。

一応、ネットですくってみるが、これといって珍しい虫

は入らない。
           
   


それにしても、のどかですなぁ〜。

こういう場所でボケ〜とするのが一番至福の時である・・・。


・・・と、そうも言ってられない。

もう少しムシを探さなければっ!

と、一応やってはみたものの・・・
  
       
 

小一時間ねばってみたが、どうにもダメ。

カミキリムシはエグリトラがいる程度で、他の種類はさっぱりである。

やはりもう少し花が咲かないとムシも来てくれないのかなぁ〜・・・・。

採集した甲虫は、チャイロチョッキリ・シロテンハナムグリ・ヤツボシツツハムシ・キアシルリツツハムシ

・カタビロトゲハムシ(トゲトゲ)くらいである。

なんとも寂しい結果である・・・。
  
どうせ、ほんの下見程度のつもりだったから、まあいいか?

と自分を慰めつつ、引き上げることにした。
 
                 
来た道を戻るので、また例のケヤキの前を通るわけだが。
     
      
んん???

遠目だが、根元に何かついているような?
    
        
 


えええええ?まさか・・まさか・・・・?



・・・・ドキ ドキ ドキ・・・・・


そう〜っと、そう〜っと近づくのだ・・・・
  
  
          




おおおおおおおおっっっ??!!


キタ━━(゚∀゚)━━!!!!!!




ベ・・・べ・・・ベニバやぁ〜!
 
          
  
もう、心臓バクバクさせながら接写・・・・



逃げないで・・・逃げないで・・・・
       
     


ああああああっ!


どうにも手が震えてうまく撮影できん!




でもでも・・・やっぱりここにもいたんだねぇ

ベニバくん・・・・・
 
            

というわけで、最後にイイムシを発見できた!(田舎ベニバだけど・・・)


うれしいのはナント言っても 「居ると信じた場所に居た」 ことである。 


やはり昆虫採集で重要なことは、「しつこく何度も通う」ことであろう。


凡人採集屋の自分にはこの事が強く感じられたのであった・・・・・・。


んで、クリの花はどうかというと・・・・・また来る気になったら来てみようっと♪


(天牛通信18号 掲載)
          

   
THE INSECT HUNTER 2002

inserted by FC2 system