THE INSECT HUNTER
2002
0519
   
神奈川
THE INSECT HUNTER 2002
  
前日の天気予報だと、今日はあまり良い天気では

なさそうだったので、昼前まで寝てしまったが、外を

見ると晴れている。

なんとなくもったいない気がして、近くを探索してみよ

うと思い立った。

自分が住まう横浜市は「みなとみらい」など開発も盛

んだが、少し足を伸ばせばまだ緑が残されている場

所も少なくない。

ここも昔ながらの谷戸が残された貴重な場所である。 
        
   
  
例年だと5月下旬くらいにクリの花に集まるカミキリムシが採集できるのだが、今年は少し早めに咲くのでは?

と思っていた。しかし、現場に到着してすぐにまだ咲いていないことに気づいた。足早だった季節は少しづつ

例年の状態にシフトされつつあるようだ。

ここではルリ・キイロトラ・ネジロ・チャイロヒゲビロウドなどのカミキリを採集したことがあり、近場としては、とて

も環境の良い楽しい場所なのだ。 
    


         

クリの花はまだこんな感じで、もう1週間もしたら、咲くか

な?という木も見られた。

少し気の早いテントウムシやゾウムシがチラホラと見られ

る程度である。

花がだめならば枯木を探してみよう。
 
      
  
あまり手入れされていないのか?クリの枯木がところど

ころに見られる。 これなんてイイ感じである。
 
       
      
さっそく発見したのは常連さんのアトジロサビカミキリ。


この場所ではクリサビも採集したことがあり、わりと地域

限定のクリサビならGETするのだがアトジロはいいや。
              
  
これも常連さんのエグリトラカミキリ。

個体数はかなり多い。トラカミキリではこの他にヒメクロ

トラも多数見られた。

これも観察のみである。
      
   
カミキリ以外ではムツボシタマムシが非常に多い。

かなり素早いので撮影するのが大変なムシである。

20枚くらい撮って、まともに写ったのはコレ1枚・・・。

ただ、下手なだけ・・・?・・・かも

  

        
     

クリの木以外にも目を移してみよう。

畑の脇にいかにも良さげなモノがある。クワにフジやクズがからまったブッシュである。

早速、叩き網を出して叩いてみた。

1回、2回と叩くが何も落ちない。クモやカメムシやウンカみたいのばかりである。

それでもシツコク叩き続けていたら・・・・「ポトッ」と大き目の甲虫が落ちた。
   
    
     

オオッ!ワモンサビカミキリ!ヤタッ!

お恥ずかしい話だが、本土産の本種はこれが初ゲット

だった。

西表島で採集した本種はもっとピンクがかっていて綺麗

だったが、本土産を持ってなくちゃ話にならない。

普通種でも人によってはどうしても見つけられない種類

もあるものなのだ。
         
  
ワモンくんがいた場所。記念撮影。


しかし、これ1頭のみで追加はならず。
          
  
そのかわり、同じ場所でニイジマチビカミキリが落ちた。

これも普通種。

ワモンくんは、いることはわかったので、また次回チャレ

ンジしよう。
       
    
ヤマウコギがあったので、ネジロか何かいないかと思っ

て叩いてみた。

が、落ちてきたのはチャボヒゲナガカミキリであった。

これも普通種ですがゲット。
 

  

  
少し場所を移動してみよう。

さらに谷戸らしさが残る場所である。湿地があり、そこのハンノキにはミドリシジミが生息している。

今日は日曜なので、ピクニック?してる家族連れも多かった。

怪しい採集道具を持ってあらぬ場所を覗きこんだり、いきなり立ち止まって一点を凝視してる自分

は、人から見ると異様に見えると思われ、皆さん避けて通られているようでした(笑)

         
  
やや!私の大好物のホダ木置き場発見!

期待できそうな予感・・・・。
         
  
早速、覗き込む。

オオキノコムシ系がたくさんついてる。





突然丸太の陰から何かが飛んだ!
        
 
反射的に叩き網でハタキ落とす。

ツマグロハナカミキリだ。

平地にも多いド普通種だけど、一応ゲット。



さらに丸太を眺めていると影から目立つムシが出てきた。
           
  
ミドリカミキリだ。

実に美しいカミキリである。

普通種なのだが、横浜市内では個体数が激減している

らしい。

この場所では、わりと普通に見られる種類なのだが・・・。


おっ、また何かいるぞ?
  
        
オオッ!チャイロホソヒラタカミキリだ!

これも横浜市内で減少している種類であり、自分も標本

は1つしか持ってない。



こりゃ、下手に遠出するよか楽しいぞっ!

また、別の種類がホダ木上を歩いてる。
          
    
キスジトラカミキリだ。

産卵する場所を探しているらしい。

これは以前ここでも採集してるので観察のみ。

しばらく眺めていたが、あとは同じ種類が行ったり来たり

を繰り返しているばかり。

ゴマフカミキリ系やサビカミキリ系が全く見られないのが

不思議・・・・。

  

      

さて、そろそろポイントを変えるか・・・。

この先にイボタがいくつか見られる場所があるので、何かカミキリでもいないかな?
     
          
 
とても谷戸らしい風景。

ここのハンノキ林にはミドリシジミがいるが、底なし沼

状態の場所もあり、注意が必要である。
         
   

イボタの花はちょうど満開である。

イチモンジチョウが吸蜜に来ていたもののここにいるはず

のウラゴマダラシジミの姿は見れなかった。

探し方が良くないのかな?蛹も見つからなかった。


一応、枯枝などを叩いてみるが、カミキリはおろか、何も

落ちず・・・。
         
      
付近をやたらに飛び回っているムシがいる。

ヒゲナガハナノミである。

この場所で見るのは初めてだが、個体数はかなり多い

ようだ。

湿地を好む甲虫なので、いてもおかしくはない。
      
  
所々にガマズミの花が咲いている。

これもカミキリムシが好んで来る花だ。

以前この辺ではカッコウメダカカミキリを採集しているの

で、何かいるかもしれない。


とりあえず、叩いてみる・・・

・・・っと何か落ちたぞ?
      
  
コジマヒゲナガコバネカミキリだ。

小さなハチそっくりのカミキリ。

この辺では普通種であるが、自分的には好きな種類な

ので、ゲットしておこう・・・。

この他にはヒシカミキリが落ちたくらい。


というわけで、今日はこのへんで終了。

              

エゴノキの花が地面に落ちて真っ白になっている。

まるで、お花見時期のサクラ状態である。

今回はちょっとだけ暇つぶしのつもりだったが、意外と

多くのムシが見れて満足。

1週間後くらいにまた来れば、今度はクリの花でいろい

ろ見れるだろう。

また来るかどうかは未定だけど・・・・・。

  

   
THE INSECT HUNTER 2002


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