THE INSECT HUNTER
2002
0512
   
神奈川
THE INSECT HUNTER 2002
   


  
天気予報では「晴れ」と言っていたが、現場到着まで

ずっと小雨&霧であった。

ここしばらく梅雨のような天気なので、「晴れる」と聞い

たら居ても立ってもいられないので、とにかく出かけた

のである。

ここは何度も通った林道。

木々はしっとりと濡れており、この状態では、捕虫網よ

り叩き網を使った方が効果的である。

また、時期&天候的にはたぶんPidonia狙いになるで

あろう・・・・と考えつつ、林道を歩き始めた。

           
  
注意しながら歩くと、あちらこちらに白系の花が目立つ。

どれもよく似ているが、よく見ると何種類かあるようだ。

それぞれ叩き網で試してみると、虫が好む花とそうでない花があることに気づいた。
  
      
   
これは コゴメウツギ(バラ科) →
 
フタオビヒメハナカミキリとか小型のハムシ類、

ゾウムシ類くらいしか来ていない。
 

        
これは マルバウツギ(ユキノシタ科)→

優勢種らしく、数はかなり多いのだが、なぜか虫は

さっぱり。

叩き網で試しても何も落ちない場合が多い。

けっこう目立つ花なんだけどなぁ?
     
     

これが ガクウツギ(ユキノシタ科) →

別名コンテリギともいう。

んで、この花がなんと言っても最高!

これに群がるPidoniaの数といったら!

虫たちに「君たち、この花と他の花とどう違うの??」

と問いたいくらい集中的に集まる。

狙うならコレ!
       
   
これは ヤブデマリ(スイカズラ科) →

ガクウツギによく似ているが別種。

この木はわりと大きくて3m以上になり、ボリュームも

あり、いかにも虫がいそうなのだが全くの見かけ倒し。

でもマルバウツギよりはまだマシかも。
  

       
・・・・と、まあ、こんな感じで「似て非なるもの」を虫くんたちはよくご存知のようで、彼らが集まる花にも

嗜好性があることがわかった。林道沿いにはこれらの花があちこちにあるので、ひとつひとつ叩いてい

ったら日が暮れてしまう。

というわけで、ガクウツギに的を絞り、集中的に採集することにした。
 
ガクウツギに集まるPidoniaの数は非常に多く、一叩きで20〜30頭くらい落ちる。

しかし、その種類のほとんどがフタオビヒメハナとチャイロヒメハナである。
      
 
        
それでは、ガクウツギに集まるカミキリの紹介です。

まずはPidoniaから。

これが最優占種のフタオビヒメハナとにかく数が多い。

もう満腹、ごめんなさい状態である。
     
        
あんまり個体数が多いから、捕食される確立も高くなる

わけで・・・・。

フタオビヒメハナくんを食べるクモです。

でもこうして自然のバランスがとれているわけだよね。
         
 

これも多い。チャイロヒメハナ

まあ、どこに行ってもいる常連さんです。
  
          

これは ニセヨコモンヒメハナ

わりと低山帯にしかいないPidonia

そういえば、自分もずいぶん昔に採ったきりであった。

思わずGET!

あとはセスジヒメハナとナガバヒメハナが採集できた。

この2種類は各地方で変異があるので、採っておきた

い種類である。
  
  
         
Pidonia以外では、シラホシキクスイが採れた。

個人的にはけっこううれしい種類である。
          
 
あとは・・・・トガリバアカネトラが落ちたくらい。

叩き網も、もう、ビショビショ。

トガリバくんも身動きできずにおる。

写真撮るのには都合いいけど・・・・

ちょっとかっこ悪い。


   

    
ガクウツギ叩きばかりでは飽きるので、たまに粗朶

探しなんかもせねばならぬ。

これはアカメガシワの粗朶と思われるが何かいるかな?

んで、叩いてみる。
    
       
いた・・・・。

ヒトオビアラゲカミキリであります。

まあ、ほとんど常連さんな種類ですけど。
    
      
これはコウゾ。幹の上半分が切られて落ちている。

一応見てみよう・・・・。
   
          
発見。ナカジロサビカミキリ

このコウゾにはナカジロばっかり20頭くらい見られた。

しかし採集はせず・・・。


ああ、あちこち叩きすぎて腕が痛くなってきたな・・・。

ちょっと休憩しますか・・・・。

   

    
林道の途中には小さな滝も見られる。

夏場だと清涼感でいっぱいになるんだろうけど、この

時期、この天気ではイマイチ・・・。




さて、もう少し歩いてみますか・・・
      
         
歩きがてらに付近の植物探索。

これはヒロハテンナンショウと思われ。

この季節って、これ系が多いね。

       
  
これは上と同じサトイモ科のマムシグサ

なんだか自分はこれ系マニアのように思われ・・・。
   
          
ついでと言ってはなんですが・・・蝶系・・・。

アサギマダラである。

けっこう近づいても逃げない。

チョウはこの他、ウスバシロ3exs、ミヤマカラスアゲハ

2exs、オナガアゲハ3exs、サカハチチョウ1ex、コミスジ

2exs を見かけただけで、採集してません。

とりあえず、ご報告・・・・。
       
        
またしばらく歩きつづけたが、疲れた。

どうも天気も回復しそうにないなぁ〜。

ふと見ると、飛んでは着地、飛んでは着地を繰り返し

ている虫が・・・

サクッとネットインしてみたりする。

         
ミチオシエくん(本名ハンミョウ)です。

このあたりはかなり個体数が多く、よく道案内してい

ただいてます(爆)


というわけで、こやつに案内してもらいながら、帰途

につくことにした。
 
       
天気はあまり良くならなかったが、まあまあ楽しめた

一日となった。

緑はすっかり濃くなり、これからますます採集が楽しみ

な季節がやってくる。



さて、次回は・・・・・?
            
  
おまけ  

ヒメジョオンとハムシダマシ

  
   
 
THE INSECT HUNTER 2002


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