THE INSECT HUNTER
2002
0419
   
神奈川
THE INSECT HUNTER 2002
  

   
この場所に来るのは、8年ぶりである。

ここでは、コボトケヒゲナガコバネやヨコヤマトラなんかを採集
したことがあり、わりかし良いポイントというイメージがある。

以前はカエデの開花に合わせて、4月の最下旬に訪れていた
が今回この時期でカエデは開花しているのであろうか?


不安を抱えながらもテクテクと歩いていくと・・・・・・・
  
       
よしよし、咲いてるぞ!やはり今年は噂どおりシーズン突入が早いのだ。しかしそれにしても肌寒い。

もう8時を回っているのにどんより曇ってて風はひんやりしている。

こんなんで虫は来ているのか?早速カエデの花をすくい始める。
   
       
おお!いるいる!ちゃんと来てるじゃないですか!

ド普通種ばっかりだけど、一応カミキリムシが来てますよ!

これはヒナルリハナカミキリ。

今年初採集だし会えてうれしいけどもう標本もいっぱいあるし

んでもって、リリース。
      
  
これはキバネニセハムシハナカミキリ。

これも常連さん。これによく似たピックニセハムシハナカミキリ

もいたけれど、撮影する前に飛んじゃった。

もちろんこれもリリース。
        
これはナガバヒメハナカミキリ。これまた常連さん。

同じPidoniaの仲間のセスジヒメハナカミキリとフタオビヒメハナ

カミキリもいた。

個人的にPidoniaは好きなのでこれらはゲット。

       
 
・・・・・んん?んで肝心のヒゲナガコバネくんやらは姿を見せないな。やはり寒いせいか?

それにこの林道の先で工事をやってるらしく、ダンプやら作業車やらがやたらに通る。

ちょうどカエデの真下を通っていくもんだから危なくてしょうがない。

仕方ない次のポイントへ移動だ。

   

・・・実は8年前、次のポイントでこんな出来事があった・・・


そのポイントでカエデ採集をやっていた時、カミキリ採集に夢中になっていて、ふと気づくとあたりがやたらに

獣臭い。その時背後で「ブ〜〜」という唸り声がしたので驚いて振り向くと、なんとイノシシがいるではないか!

それも2mと離れていない!とっさに逃げ出して、距離をかせいでもう一度見直すと、そこには柵があってその

向こうにイノシシがいることに気づいた。

「なんだ、誰か飼ってるのか?」

気を落ち着かせてまわりを見るが誰もいない。襲ってこなければイノシシがいたって怖くないので、カ採集を

再開しようとしたその時!

「なにやってんだ!」

といきなり声をかけられ、慌てて振り向くとそこには鳥獣保護指導員を名乗る男が。

「ギフチョウ採ってるのか!」

と言われて「こんなとこにいるわけないだろ!」とやりあいになった。

そもそも特別保護地区でもないし、ムシの生態もわかってないヤツがよく指導員なんかやってるな、と思って

腹が立った。態度は横柄だし。

「それよりか、何だ?あのイノシシは?知ってるのか?」と聞くと、「ああ知ってるよ。俺が飼ってるんだ」

と横柄な返事。

「なんであんな所で飼ってるんだ?」

「別にいいじゃないか」

「・・・・・・」

ま、いいかっ。あまり相手にしたくないので無視してカミキリ採集を再開するとその男はいつの間にかどこか

へ行ってしまった・・・・。

・・・・という因縁の場所なのだが、果たしてあのポイントはあの当時のままなのか?
  
  



          
        
あの当時のままだよ〜〜〜(爆)

柵の向こうにいるヤツがわかります?

あまり近づきたくないから望遠で・・・・。

それでも一応ポイントのカエデは見てみないといけないので

川原へ降りてネットでスイーピング。

しかし、ネットインするのは、さっきの常連さんばかり。

ヒゲナガコバネはどこへ行ったんだ?

 

   

やはり気温のせいだろうな。じっとしてるとクシャミが出るくらい寒いし・・・・。

仕方ないからもうしばらく待ってみて気温が上がるのを待つか。ただ待ってるのはつまらないので、そのへんの

植物を探索。
     
        
これは造園でもよく使われるヤマブキ。


この黄色はかなり目立つ。
  
         
これはホソバテンナンショウ。

花みたいに見えるのは仏炎苞といい、本当の花はこの中に

包まれている。
   
           

しばらく待ってみたが、気温が上がる気配は全くない。思い切って別の場所に移動することに。

車を置いてある場所まで戻り、一度国道まで出て別のポイントへ。

次のポイントへ近づく頃になってようやく晴れ間が出てきた。なんだよ今ごろ!

向かう先は、以前よくバーベキューをしにきた秘密?のポイントである。
   
          
到着。

おお、以前と変わりないな。

川原へ降りると周辺にカエデが6本ほどあるのは前から

知っているのだ。

 

早速探索するが、花の咲いてるカエデが1本しかない!ああ、やっぱり時期が先走ってるのだ。

仕方なくネットを伸ばしてスイーピングするも、ネットインするのはまたもや常連さんばかり。

そうこうするうちに風が強くなり始めてネットがうまく扱えない状態になってきた。

「や〜めた」

そういえば、まだ昼飯も食べていなかったのを思い出し、川原でのんびりとお食事タイム。

遠くにウグイスの声を聞きながら、ああ、のどかだな〜〜。

というわけで、今年初の採集は終わってしまった。

ほとんど何も採れなかったけど、久しぶりにリフレッシュできた。


やはり自然の中を歩くのはいいものです。
  
  
THE INSECT HUNTER 2002


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